カテゴリ:子供の成長
週末、息子がついに(もとい、早々と)パソコンデビューしました。
今までは私がパソコンやっているとよじ登ってきて某英会話学校のピンクのウサギのCM動画をせがむのが主でしたが、主人が自分のPCをゲットしたついでに小物を買いに家電店に行った際に、ご親切に息子のために3歳用のPCアプリケーションソフトを買ってきたのでした。 そのソフトはプーさんがキャラクターに用いられていて、マウスの動かし方、クリックやダブルクリックのやり方を身につけるためのゲームと、ひらがなの学習プログラムが入っているようです。 息子はなんと初日から一通りの操作を覚えてしまい、二日目にはプログラムを終了する手順まで身につけてしまいました。(コワ~) クリック&ドラッグの練習を兼ねたミックスジュースのゲームが息子のお気に入りなのですが、その内容とは、台の上にさまざまな野菜や果物が置いてあって、1回につき3種類の素材を選んでミキサーに入れると、ウサギがジュースを作って匂いをかいだ後と飲み終わった後にできばえのコメントをくれるというものです。 素材の中には美味しそうな果物からしいたけやにんにく、唐辛子などもあるので、美味しいジュースからまずいジュースまで、さまざまな組み合わせを作ることができます。 最初のうちは、息子はかわいく果物と野菜のミックスジュースを作り、たまに唐辛子などを入れてウサギのコメントを楽しんでいました。 ところが、私が1度だけやらせて、と言ったときに、悪ふざけの好きな私は台の一番向こう側に、他の野菜の陰になって置かれていたゴーヤを見つけてしまい、ゴーヤと青唐辛子とピーマンのジュースを作ってみたのでした。 そしたら、ウサギはジュースの匂いをかいだとたん、「これをわしが飲むのか」と露骨に嫌がり、さらに飲み終わった後には叫び声をあげて画面から逃げていってしまったのでした。 これが息子に異常にウケてしまい、ゲラゲラ大笑いでした。 そして怖いことに、その私のたった一度の操作をしっかり覚えていた息子は以後、上手に他の野菜の陰から取りにくいゴーヤを取り出し、ひたすらまずいジュースを作ってウサギが逃げ出すのを楽しんでいるのです。(ときにはゴーヤ2個入れたり) そして、私の不安は的中し、ここまでの5日間、息子は毎日欠かさずゲームをやり、最後は自分でプログラムを終了しています。 3歳5ヶ月にしてパソコンを操る息子。 画面に見入るときの真剣な表情と眼差しは凛々しくもありますが、今からこんなことをしていたら小学校を卒業するまでにはド近眼間違いなし、という感じがします。(両親ともに視力は0.1以下なので…) それにしても、子供の順応性というか学習能力には脱帽です。 ただし、私が懸念しているのは、最近の子供は、おもちゃにしても教材にしても非常によくできたものに恵まれているため、また、大人の情報化社会の影響をしっかり受けているためか、忍耐力に乏しく、結果を早くに求め、こつこつと地道にあてもない作業を繰り返すことをしなくなったように思えるのです。 大人が図書館で一日かけてわからないことを調べることをせずに、必要な情報はインターネットから即時に取り出すようになってきたのと同様、今時の子供はすぐに結果が出ない作業には興味を示さず、動作とそれがもたらす結果のタイムラグが短い作業を好んでいるようにみえます。 このことを保育園の先生に話したら、私の意見に納得してくれて、モンテッソーリの作業(「お仕事」)ではプロセスを重んじ、失敗したときはやり方を変えてみることによって正しい結果にたどり着くことができる、ということを学べるのですよ、とのことでした。 モンテッソーリの教材というのは確かにどれも地道な手作業を要求するものなので、家に帰れば電池で動くおもちゃや金属・プラスチック製のおもちゃばかりで遊んでいる子供に、レトロな道具を使ってこつこつと作業をし、結果に辿り着くことを教えるのには最適なように思います。 写真は、息子が最近はまっているらしい「縫い刺しのお仕事」です↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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