カテゴリ:わたし
出会ったといっても、二度と会うわけではありませんが…
1)電車の中にいた茶髪のお姉さん 大柄で金髪に近い茶髪、ぴちぴちのTシャツからは背中が見えていて、ミニスカートをはき、大きなルイヴィトンの紙袋に洋服屋の買い物袋をたくさん突っ込んで、さぞかし大量にお買い物したんだろうな~、というお姉さん。 座っていた座席の足元にその大きなヴィトンの紙袋を置いたまま、ピンヒールのつっかけ(ミュールという)を履いた足で突然電車内をダッシュ! 甲高い声でおばあさんに声をかけ、「気がつかなくってすみませんでした。席はありますからどうぞ座ってください」と自分の席におばあさんを引っ張っていきました。 大きな荷物をどけておばあさんを座らせると、「ほんとに気付かなくってすみませんでした」と再度詫びてドアの方へと移動していきました。 周りに座っていた若者はどう感じたかな。 その近くに座っていた私はおばあさんには全然気付いていなかったのですが、それでもちょっぴり恥ずかしかった。 2)何度も表彰されているタクシーの運転手さん 仕事で帰りがちょっと遅くなりそうだったので、母子家庭の気楽さもあり、母に息子の迎えを頼んで実家で夕飯をごちそうになりました。 帰りのタクシーは実家の前の通りをしばらく大通りに向かって登ったあたりでやっとつかまりました。 (実家の前の通りはタクシーの運転手のよい休憩場所となっているため、タクシーはたくさんいても、稼働中の車が少ないのです…) 運転手さんの知らない抜け道を案内しつつ、息子の質問に答える形で本日の料金を予測。 運転手さんの予測より、私の予測の方が当たってました(何度も同じルートを乗ってるんだから当たり前か 笑) 息子はメーターを凝視しながらいつ660円が740円になるか、そして820円になるか、と楽しみにしていて、メーターが上がるたびに大喜び。 740円になったときと820円になったときは同じ大きな交差点の手前にいて、ほとんど動いていないのに信号で引っかかったためにメーターだけが上がってしまったのでした。 そして、私は満足げな息子に「メーターが上がると運転手さんと○○は嬉しいだろうけど、ママは悲しいな~」と言いました。 メーターが900円になったときです。 運転手さんは、突然、賃走のメーターを止めてしまいました。 私が「えっ?」と言うと、「あとはもういいよ」。 そこは大通りだったので、タクシーの屋根のサインに明かりがともったとほぼ同時に道路にいたお客さんがタクシーを止めようと手を挙げていましたが、私達を乗せた空車のタクシーはそのまま通り過ぎました。 次の信号で止まったとき、運転手さんは手帳の間にはさまれた白いたくさんの封筒を見せてくれました。 指差す封筒の隅には鉛筆で「1位」とかかれています。 運転手さんはなんども会社の一等賞ドライバーになって表彰されているのだそうです。 金一封は一口2万円だとのことでした。 一等賞の運転手さんはおそらく300円分ぐらい無料で走ってくれて、無事我が家の前に着きました。 私はお礼を言った後、「これじゃあジュース代にもならないけど…」と言って千円札を渡して降りようとしました。 すると、運転手さん、「だめだめ。それじゃあおまけしたことにならないから。」と言ってきちんとお釣りとレシートをくれました。 夫の不在中、私は相当な回数タクシーを使っているので毎日いろんな運転手さんに出会います。 普通に気持ちのよい運転手さんが大半ですが、中にはものすごく感じの悪い人もいます。 だけど、今日はとびきり親切で人のよい運転手さんに当たりました。 他人が他人にやさしくしているところを目にしたり、他人が自分に親切にしてくれるのを経験すると、自分も他人に対して何か親切を働きたくなるから不思議です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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