CORNFLAKE ZOO EPISODE SEVEN(2017)
ゴードン・ハスケルがFleur De Lys時代、スタジオでBryn Haworthと書き上げたモッズアンセム曲ホールド・オン。今も60年代好きにかなり人気の高い楽曲なのですが、当時もハスケルらが演奏で参加した、Rupert's PeopleやSharon TandyのほかにもGunやJason Crestなど様々なバンドにカバーされていたようでした。 ハスケルらFDL税は67年以降レコーディングバンドとしても多くの歌手たちのバックで演奏してましたが、中にはオーストラリア人歌手ジョニー・ヤングのシングル盤Every Christian Lion Hearted Man Will Show You / Epitaph To Mr. Simon, Sirもありました。 ヤングが68年に出したJohnny Young – Surprises...というLPにもそのシングル曲が収録されてますが、この中でヤングはハスケルらの作品Hold Onをカバーしていたのです。FDLが関わってたせいかどうかわかりませんが、ヤングのLP中最も入手困難なLPでありたまに市場に出ても高額なため今まで入手をあきらめてました。 ところがこのヤングのHold Onが収められたコンピCDが出たというので、購入してみたのです。それがこのCORNFLAKE ZOO EPISODE SEVEN(2017) 録音は荒く、短時間で収録された感じがワイルドですが、リズム処理も演奏レベルも非常に高く、これはFDLの演奏そのものじゃないかと当初感じでいたのですが確証はなかったのです。 そこでこの曲をハスケルとともに書き上げた元FDLのギタリスト、ブリン・ハワースさんに連絡を取ってみました。すぐにお返事を返していただきました。「とても良い演奏のカバーだけど、僕らFDLじゃないね。」ということで残念ながらFDLの演奏ではないことが確定しました。でも何万も出してLP買う前でよかったかなとwご興味のある方はどうぞ。ほかにもガレージバンドのレア音源がたくさん入っていたので、お好きな方にはたまらないCDともいえるかもしれません。