赤影役を演じられた坂口さんの著書をネットで購入。7年ほど前に出た時は買い逃していた本だったので。当時は白影役の牧さんも亡くなられたばかりの頃だった。坂口さんもこの後亡くなられてしまい、この本の赤影の続編製作は永遠にかなわぬ夢となったね。近年別の主役で映画製作された「赤影」は序盤を見ただけでモウ先を見る気が無くなる全くもって名前だけの別物作品で残念だったね。この本「赤影参上!」は当時のストーリーはもちろん、スタッフやキャストによる貴重な秘話が数多く載ってて一気に読んでしまった。日曜日に第二部の卍党編を見た時、炎や爆薬を使った危険な撮影を俳優陣がかなり体を張っているようにみえたんだけど、本によるとやっぱり役者のケガや火傷は多かったようだね。たくさんのアイディアと情熱がたくさん詰まった作品だという事が改めて判って、大変な撮影だったんだなぁとシミジミ思う所。一つ言える事は、この仮面の忍者・赤影という作品は、これから先どんなに頑張ってもこんな風に2度と作れないという事。もう時代が変わりすぎちゃったしね。映画業界も変わり果てたものね。