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カテゴリ:プログレッシヴ・ロック
グリーンスレイドの音を最初に聴いたのは、レディングフェスティバル’73というライブオムニバスLPだった。1曲目にFeathered Friends (邦題:翼のある友) が収録されていてナカナカの演奏だったので次に買ったのがこの4THアルバム。70年代後半、西新宿の輸入盤店を廻った時に他のLPが無かったせいでもある(笑)。プライベート盤の販売で名を馳せていたキニーで購入、米盤1480円也だったと記憶しているな(後々英盤に買い直した)。グリーンスレイドのジャケットは3rdを除いて他はロジャー・ディーンのイラスト。特にこの4枚目はスリーヴコンセプトをドラムスのアンディが担当しているね。元々は元コロシアムのD.Greenslade、T.Reeves、元サムライ/ウェブのD.Lawson、そして元キングクリムゾンのA.McCullochの4人で始まったバンドもこの4枚目でメンバーチェンジ。ベースがMartin Brileyに変わっている。メンバーの変更だけではなくサウンド面でも今までのグリーンスレイドでは無かった「ポップ」な楽曲が際立っているのが4thの特色。幼少期を日本で過ごしたというアンディの残したドラムプレイは、個人的にグリーンスレイドのが一番好きだ。ちなみに70年代、グリーンスレイド関連で日本盤LPの出ていたのは1STとレディングフェス’73のみ。時期的に器材などのレコーディング環境やテクノロジーと技術の進化からアルバムごとに音質が向上していくのは70年代のこの時期のバンドならではですな。 Dave Greenslade (AcousticPiano,Harpsieords,FenderPiano,Mellotrons,Clavinet,CrumarStringman,HohnerElecrapiano,Organ,Vibes) Dave Lawson (Vocals,AcousticPiano,ARP Synthesizer,FenderPiano,Harpsieords,SolinaStringEnsemble,Gull Effects) Martin Briley (Bass,Backing vocal,Guitars) Andrew McCulloch (Drums,Percussions) Backing vocals:Ann Simmons and Jill MacIntosh Timbales:Barry Morgan ロウソンの使用している「ソリーナ・ストリング・アンサンブル」だが、これはポリフォニックシンセ登場前の70年代半ば頃、欧米の音楽や日本でも歌謡曲等に流行したストリングス風のサウンドをだすキーボードだったね。 LP購入当時、夏休みにアルバイトで首相官邸近くの某外資系企業に毎日バイトで通っていたんだけど、ひたすら毎日無人のエリアで働いていたので、脳内アルバム全開でこのアルバムの歌とか歌いながら過ごしていたりしたなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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