70年代はアイルランドのグループなのはプログレ者なら知る所だろう。中でもこの4TH、イアン・マクドナルドの関わりも手伝ってか妙にロングセラーだったと記憶している。フループの1~3枚目はとうに日本盤LPも廃盤になっているのに、これだけは長い間レコードが販売されていた。オイラもこの4枚目の持つ何ともいえない独特な感じが気になって、70年代後半に他の3枚も買い集めて聴きまくったもんだった。いやほんと、何とも形容しがたい物があるんだなぁ。イアン・マクドナルドも後年のインタビューで「フループと言うバンドは、チューニングもまともに出来ないような酷い楽器を使ってて参った」散々愚痴をこぼしていたが、それでもプロデューサーとしてこのバンドの持つ不思議な魅力を充分に押し出す役割を果たしている。キャメルとも違うんだなぁ。ジェネシスでもない。こればかりは彼ら独自の世界。決して巧くは無い。だけど、いつも惹かれる。
紙ジャケCDとかも出ていたそうですな。よくしらんけど(笑)。LPあるからいいや♪
余談:ちなみに当時日本盤LPはテイチクから販売されており、当時のテイチクといえば貴方!ドイツのブレイン・レーベルを結構出しておりましたな。ノイ、スコーピオンズ、ノヴァリス、ジェーン、バース・コントロール、グローブ・シュニット等。でもまあ、マニアックなラインナップは出なかったね。期待したんだけどなぁ、特にリチャード・パーマー・ジェイムスのいたエマージェンシーなんかを。結局、ドイツ盤でブレインの2枚は買ったけどねぇ。