|
カテゴリ:プロレス
「純情部隊」という古い映画をやっていた。昨日の「怒れ!力道山」が、プロレスラー力道山を描いた映画だったのに対し、「純情部隊」の役柄はホノボノとした人の良い力士出身の二等兵役。終戦前後の苦労を乗り越え、ラストはいよいよプロレスの大一番になる。で、その相手が柔道7段の猛者。いわゆる異種格闘技戦だね。無論映画の世界ではあるが、その試合展開はさすがに力道山。結構アツイ。
ゴングが鳴り響き試合が始まると柔道家は素早い片足タックル。リングに力道を引き倒すと腕をテコにした執拗極まるレッグロック。何とか腕を取り腕ひしぎで切り替えそうと試みるが、絶妙なグラウンドコントロールでレッグロックに囚われたまま。どうにかロープ際で立ち上がろうとすると今度は膝裏へのローキックの連打でまたもや倒されてしまう力道山。ロープ際、柔道家の猛烈なストンピング&トーキックの嵐。逃げようとすればたちまち素早く投げられ、またもローキック&ストンピング。もがき苦しむ力道。ロープ際の攻防の為何度もブレイクを命じるレフリー九州山。ほんの一瞬の隙、力道山の猛烈なスピアーが一閃!柔道家をすっ飛ばす。次々と投げ飛ばし、勢い良く抱え上げバックブリーカー。ふらりと立ち上がった相手に力道山の放った猛烈な必殺技は!? なんと「フロント・ネック・チャンスリー・ドロップ」であった。スゴイね。 グロッキーになった柔道家に空手チョップの嵐!遂に柔道家はダウン。10カウントで勝負は決した。 映画とは言え、見事な試合運び。無論映画なので演出だが、良く出来ている。 劇中力道山に対し「プロレスなんぞどうせ八百長」というセリフが浴びせられるが、力道山の「わしらはいつでも真剣勝負なんです」と懸命に訴えかける姿がプロレス者の心に深く響くそんな作品だ。映画の中の特訓シーンを見れば判る。プロレス好きならね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 9, 2005 01:17:01 AM
コメント(0) | コメントを書く
[プロレス] カテゴリの最新記事
|
|