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テーマ:70年代英国音楽(238)
カテゴリ:プログレッシヴ・ロック
知ってる方もいるでしょうが、あの曲はゾンビーズがデビュー時の人気も落ち、活動後期に売れなくて最後の意地が爆発した名盤「オデッセイ&オラクル」の1曲(アル・クーパーの尽力が無かったらお蔵入り寸前でもあった作品)。ゾンビーズ活動停止後シングルカットされたのがふたりのシーズンだった。ここまでの話だとサイモンとガーファンクルが最初の解散後にヒット曲で蘇ったのを思い出しますが、ゾンビーズの場合は蘇る事は出来ず各メンバーは各自の活動に散る事に。 ロッド・アージェント自身は多くのデモテープ作りとともに新グループの活動を模索し迷走をしたが69年クリスと音楽事務所ネクサス設立、ユニット4+2のラス・バラード(後にレインボーもカバーした「I Surrender」や「Since You Been Gone」の作者となる)、ボブ・ヘンリットの加入を機に正式に「アージェント」として活動しはじめたのであった。結成後もゾンビーズ時代のふたりのシーズンがライブの定番だったのだが、そのサウンドは新バンドならではの激しさを加え非常にハードなアレンジになっていた。 このアルバムは通算3枚目、シングル「ホールド・ユア・ヘッド・アップ」の成功もあり遂に英米にて大ヒットした。 サウンドの志向はワイルドで分厚くパーカッシヴなハモンドサウンドが、ハモンドマニアには堪らない音作りで、構成力の力強さも魅力。ロッドのヘビーさとラスのキャッチーさがバンドのオリジナリティを支えていましたね。当時のラジオでは女性評論家が妙にラス・バラードを誉めていただけに当時は時代的にカッコ良かったのかもしれませんな♪ 復刻CDでのライナーがどうなっているのかは知りませんが、オリジナルLPではジャケットに写っている人々の説明が見開きの内側に書かれており、エグゼプティブプロデューサーのメル・コリンズ(クリムゾンのメルと同姓同名の別人、スダレ頭)の姿が拝める(?)希有な写真でもある(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 18, 2006 12:30:13 AM
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