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テーマ:キングクリムゾン(655)
カテゴリ:プログレッシヴ・ロック
今年最初のクリムソ話である。
生まれついてのラジオッ子だった私は、ビートバンドで産湯を浸かり、サイケやグループサウンズで腰を振っていたような子供だった。ムーディズもELPもフロイドもイエスも子供の頃は他のジャズ番組やブルーズやカントリーやポップスとごっちゃに聞いていた。レコード買う頃になってからはカーペンターズ命だったしビートルズやグランドファンクに熱中してたのである。 ところがクリムゾンとなると70年代中盤までほとんど耳にしていない。(はず) この頃はベイシティローラーズやキッス、クィーンもぼちぼちエアロスミスに至っては日本じゃドリームオンくらいしか知られていなかった頃である。初めて聴いたのは以前にも少し書いた池袋東武のレコード店の視聴室、キッスの新譜とかと並べて【USA】がかけられていた。ええ、いきなりインプロからどっぷり聴いたんです。迫力はあるけど正直訳判りませんでした。その後、ELPから溯りクリムゾン。あとはプログレ無限地獄。。。砂に水撒くが如く、バイトのお金がどんどん消えていきましたわ。 さて本題である。 クリムゾンをデビューからほぼ順番に追っていってレッドに感動した後、もうオリジナル作品が後は無かったのである、当時はね。ええ、GGFとかも買いましたし、メンバーの関わるあらゆるLPを大枚はたいて泣きながら買って落胆とかもしまくりです。当たり前ですな。だってそれはクリムゾンじゃないんですから。 中でも当時渇望していたのが、ジョンの歌声。 あの渋くて甘くて切なくて痺れるような感覚。 なのにクリムゾン後のジョンの仕事はというとセッションばかり。。。 クリムゾン前のレコードもあちこち走り回って買い集めた物だった。 中でもStranded : Edwards Hand を新宿で1200円で掘り出した時は天にも昇るほど嬉しかったが、家に帰って針を落として固まった。。。。。。。 当然即売りであった。 だからね。UKが出来た時は嬉しかったよ。 ああ、またジョンの歌声がいっぱい聴けるんだ。どこかのバンドの日雇いじゃなくて彼のバンドで。しかもビルと一緒だったからね。 UKは2NDも好きだが1STはその分の思い入れが個人的に物凄い。 メンタルメディケーションとか浸ると今でも思い出しますな。当時の想いを。 ただ残念だったのはジョンが結成前日本のライターに「今度クリムゾンをまたやるからね」と言っていた事だ(爆)ちがうじゃねぇかよ!!!と三村並みの突っ込みいれたかったファンは多かったんじゃないかな(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 19, 2006 06:30:36 AM
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