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カテゴリ:色々ごちゃまぜ
5年ほど前までは国内のネットでも様々な音楽のMIDIファイルが当たり前の如く多くの個人ページ等で見受けられたが、その後のネットへの著作権使用料の徹底もあり現在は勝手にファイルを公開&DLさせるようなサイトは見られなくなった。ただ海外では今でも多くの専門サイトが存在するのでプログレッシヴロック関連のファイルを探す事も出来る。
質的にはかなり本格的に再現をしているのもあれば、個人で採譜したのだろうか?かなり微妙な出来のファイルもある。あと、製作者の意図か自分の好きな感じにアレンジを施したり、ライブ盤の構成をMIDIに取上げているものもある。ジェネシス関連の海外サイトはかなり徹底的に元メンバーも含めて網羅されており、その量と質の高さがマニアック。クリムゾン関連は最近追加されているMIDI作品は少ないようで以前の物が多く、出来の良し悪しの差が激しい。国内MIDI商品でかなり出来の良い物があったが、ネットで流れている宮殿や21馬鹿はハッキリ言ってつらい仕上がりの物が多い。面白いのはリザード収録作品の素晴らしいMIDIが数あること。トリオとかも結構再現されていたが、戦慄関連やレッド等は譜面にし難い内容だけにいまいちな出来上がりが多かった。そんな中思いのほか面白かったのは、キャメルやELPのファイル。デジタルデータにすることでELPの面白さをMIDIで再確認するとは思わなかった(笑)。元々ジャズやブルーズ・ソウル等も演奏の下地にあったELPだっただけにその演奏は多くの評論家に「リズムがいい加減」だとか「ドラムがよわい」とか勝手に言われてきたが、あのバンドを作品やライブ音源だけで論じるのは少し違うのじゃないかと常々思ってきた。 4拍を叩いてみると仮定しよう。 普通に4つ手を叩いて面白いかな? 頭の中で音と音の間に三連を感じて叩いたり、シャッフル気味に感じて叩いてみればその感覚の違いが判ってもらえると思う。プログレに馴染みの無い方なら有名な楽曲としてビートルズの「レット・イット・ビー」が思い浮かべ易いはず。ピアノは四分刻みだが、ポールのボーカル・リンゴのセンスのいいドラム等で判ってもらえると思う。 ELPのMIDIファイルには製作者のオリジナルへの思い入れの濃さが作品によって感じられ、「なるほどこういう捉え方もあるのか」と思わず感心させられる作品も多く楽しめた。もちろんその後オリジナルのレコードが無性に聴きたくなるんですけどね(爆)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 2, 2006 11:10:49 AM
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