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カテゴリ:色々ごちゃまぜ
広島ドッグパーク問題 もしも、20年、30年後の老人の溢れた日本社会で 各地の老人ホームでこの様な事態が続発したらどうなるのだろう? 背筋が寒くなるような想像をしてしまった。 経営側などの問題は、地方によくある経営難で放置された多くのテーマパークや遊園地 ホテルやショッピングセンター等を思い起こさせるが、ただひとつ違うのは 生き物がメインの施設であるところであろう。 経営者の無責任さはアメリカであったら重罪にあたる。 日本の国内法はいったいどうなっているのであろう? ここでひとつ思い起こして欲しい。 今まで存在した多くの事業が崩壊した後に残した惨状を。 これは決して他人事ではない。 あなたの住む地域の巨大スーパーが経営上ビルド&スクラップの方式で 仮にひとつの支店を閉じるとその後の街は廃墟になることを。 これは地方でも大都市でも変わらない。 昔は多くの市民が小さな店を並べ相互的に街を形成していたが 近代化の名のもとに合理的であるかのように言われた法改正。 しかしひとつの大店舗に地域が依存することの危険性は最近とみにニュースにもなっている。 ドッグランドの犬たちには逃げ場は無い。 代換すべき買主も管理者もいない。 多くのボランティアが資金も無いままに途方にくれるこの状況は、 遠からずこの人間社会にも訪れるはずだ。 以前、セレブ相手のスポーツジムが閉鎖され その倒産が計画的ではないかとも囁かれたが スポーツ施設というものは数多く今まで倒産している事実もある。 けれどこのての倒産問題は地方のホテルや病院等で 起ない保証はどこにも無い。 遠くない未来に機能しなくなった施設に ドッグランドの犬たち同様に 多くの老人たちが取り残される日が来たならば そのひとたちが感じる日本への失望たるや想像を絶する。 犬たちの多くは薬殺されるのだろう。 なんて私達は傲慢なんだろう。 彼らには何の罪も無い。 日本の総理は変わったが、TVやメディアはこの死にかけた犬たちを取り上げはしない。 だがこの無関心さがいずれ私達にもっと大きな問題に成り代わって関わってくるのだろう。 そう遠くない未来。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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