プロコル・ハルム(Procol Harum)の大ヒット曲、A Whiter Shade of Pale(邦題:青い影)の著作権をめぐり、元メンバーであるマシュー・フィッシャー(Matthew Fisher)が作曲に自分も携わったとして、同曲に対する著作権とこれまでの印税を含めた数百万ポンドを、 元メンバーらに要求している。
同曲の著作権を持つ元フロントマンの ゲイリー・ブルッカー(Gary Brooker)は、同氏の主張を事実無根として徹底抗戦する構え。
曲名は知らなくてもおそらく誰もが曲を知っているだろうといわれる20世紀の名曲に発表後40年近くになってこの様な争いが起こるとは。。。
ちなみにこの名曲は、コピーどころか類似楽曲を派生させるほどの影響力を発揮し、世の東西を問わず色んなアーチストが発表している。(日本だと荒井由美、BORO等)プロコルハルム自体は、この手の曲を他に演じていないのが皮肉ではあるが。
60年代末に欧州でヒットしたモノには、パロディ曲Rreflection of Charlie Brown/Rupert's People(ゴードン・ハスケルの所属したLes Fleur De Lysの分家変名バンド)等という歌まである。
しかし、つのだ☆ひろのメリージェーンはムーディーズの「サテンの夜」に近いのでお間違えなくw
バンドはメンバーの出入りが割と多く、初期メンバーのロビン・トロワーやエインズレー・ダンパーは独立後もそれなりに成功を収めている。ツアーで元クリムゾンのイアン・ウォーレスが参加していたこともあった。
なにはともあれ、元メンバー同士仲良くしてもらいたいものだ。
往年のプロコルハルム(左)、ロンドン最高裁に現れたマシュー・フィッシャー(右)