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カテゴリ:色々ごちゃまぜ
ポピュラー音楽ひとつ取ってもこの50年の進化の度合いときたら凄まじいいものですな。振り返って聞き比べれば誰でもわかることですが。
70年代に入るまでのアナログレベルでの進化と80年代以降のデジタルレベルでの進化。前者はプロフェッショナルな縦の進化とすれば、後者は限りなく裾野を広げるボーダー無き混沌とでも言いましょうか。 日常生活でも70年代までの生活水準を上げる為の進化が、80年代以降の多極化と。 この10年においてさえ携帯ひとつ取っても物凄いもんです。 しかし、京都議定書の実行を一番率先して示すべき日本は、どうやらかえって二酸化炭素増加の傾向だとか。 さすがのアメリカも最近はそろそろヤバイのではないだろうか?っつー感じのゴア前副大統領の映画が話題みたいですな。日本ではマダ公開されてませんが。この温暖化の危惧自体は70年代にも語られていたけど、当時は荒唐無稽な想像と一笑にふされていたような気がしますな。 個人的には終末思想とかあざとく煽る気も無いですが、これから10年位の間にどれだけ真剣に世界規模で取り組めるかが、実は重要な事でもありますね。隣国がどうだとか中東がどうだとか言ってられ無い状況になる可能性だってあるわけですから。 しかも加速度を付けて経済発展するアジア経済があるわけですからある意味絶望的な未来図だって本当は予想しなくちゃいけないはずなんですけどね。化学者も内輪の出世争いで近視眼的になっているのでしょうか?政治家も経済界も。 もし3度世界の気温が上がれば、極地の氷は溶けて多くの陸地が水没します。超大型の台風も頻発します。マラリアなどの感染症が流行りやすくなります。生産地では作物を変えねばならなくなります。干ばつや飢饉が起きやすくなります。生態系が変わります。海流が変わります。偏西風も変わり、気候が変わります。そのほかにも予想もつかない事態になるかもしれません。 そしてなによりも一度その状況になると容易に元に戻らない。これが始末が悪い。 人類の科学水準は飛躍的に進歩していますが、いまだ地上でなければ生活できませんし、思想的にもたかが数千年の歴史の上にかろうじて陽炎のようなバランスを保とうとしているに過ぎません。70年代にヨーロッパで言われた高齢化問題は現在の日本の問題ですが、この先20年後には中国やインドも問題になっているかもしれません。でも、その時日本が今の国家水準を保てている保証はどこにもありませんし誰も担保出来ません。過酷な食糧事情で自給率の悪い日本はとんでもないことになっていないとも限りません。もしかしたら温暖化のせいで海底のメタンハイドレートが溶け出して、ドーム状の閉鎖空間でしか生きられない世界にならないとは誰も言いきれません。過酷な状況は不毛な戦争を起すかもしれません。 悪いことを考え始めるときりがありませんなwww 文明が爛熟したと言われる現在にしても、もし人類が1万年後も存在したとしたなら、そこから見える今の時代は決して成熟した社会ではないのかもしれません。文明が発達しても中身が変わるわけでもないのですから仕方ありませんがw 現在の私達はいまだ民主主義を超える思想もないし、宗教ひとつ取っても指導者の都合にいいだけの歴史的蓄積でしかありません(しかも紛争原因の最たるものだし)。科学力でも宇宙空間に広がる物質の2割を占めると予想される暗黒物質(単になんだか判らないからこう呼ばれている)がなんであるかも未だに知りません。他の星に行く事もままなりません。 とりあえず地球を大事にするしかないんでしょうねぇw 数万年後、かろうじて生き残っている人類が宇宙の果てで先祖が地球を住めなくした事を恨めしがるようなことにならなければいいですね。とオチもなく妄想。(元ネタは15年前に作ったショボイ自作ゲームのシナリオからです。SFCの時代ですけどねw その頃から比較して考えてみて余りに環境問題や国際紛争も解決どころかより複雑になっている気がして・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 9, 2007 03:36:51 AM
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