プログレファンには70年代のGreenslade末期にトニー・リーヴスの後釜に加入し、解散後はアンドリュー共々ピーター・バンクスと短期間活動をしていた人としても知られているかもしれない、Martin Briley。
以前彼の
公式サイトを紹介したが、彼のそもそものプロキャリアのスタートは、60年代末期に一時話題となったサイケバンド、Mandrake Paddle Steamerだった。
Mandrake Paddle Steamer - Strange Walking Man(1969)
69年春頃デビュー直前のキングクリムゾンと同じくBBCでも特集されたりもしたが、あっけなく解散。所属していたパーロフォンの絡みでジョージ・マーティンがプロデュースする作品にセッションギタリストとして活動、その後機会を経てグリーンスレイドに参加した。
Greenslade - Animal Farm
パンクが台頭した70年代後半となると彼の活動はライターへ次第に移行したらしい。
曲提供や制作でミック・ロンソン、イアン・ハンター、エレン・フォーリーやミートローフなどと人脈を広げていく。
彼の名が一躍脚光を浴びたのは80年代に入りMTV全盛の時代に入ってからのソロで、自らの作品がヒットしている。
The Salt In My Tears - Martin Briley
"Dangerous Moments" by Martin Briley
Martin Briley - Just Put Your Hands on the Screen
80年代以降彼が曲提供や演奏、プロデュースなどで関わったアーチストはかなり多彩で、ニール・セダカ、ボニー・タイラー、ジュリアン・レノン、ジェフ・ヒーリー、マイケル・ボルトン、セリーヌ・ディオン、ケニー・ロギンス、パット・ベネター、グレッグ・オールマン、バリー・マニロウ、ミック・ジョーンズ、ドナ・サマー、クリフ・リチャーズ、オリビア・ニュートン・ジョン、クリス・スクワイア等と多種多様である。
近年では2006年に久方ぶりのソロアルバムを発表。
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