以前からちょこちょこキングクリムゾン参加前のハスケルの事を取り上げてきたが、彼のプロデビューバンドとなったLes Fleur de Lys(フルールデュリー)はメンバーチェンジの激しいバンドでもあったのだ。
バンド創世記からシングル一枚でドラム以外総とっかえでハスケルは加入、彼らのナンバーで一番有名なサークル(ザ・フーのカバー)を発表。その後ブリン・ハワースが加わりサイケ色を強めていく。
ハスケルの自伝で述べられているように、マネージメントがバンド自体を売るよりも、セッションやバックバンドとしてツアーに出したりした方が日銭を稼げるという事で、バンド名義の作品は活動年数に比較するとさほど多くない。
ヴォーカルが抜けバンドがトリオ編成になり、ハスケルが初めてリード・ヴォーカルをとってシングルを発表した曲がYOUTUBEにアップされています。
Gong with the Luminous Nose - Les Fleur de Lys
写真左からゴードン・ハスケル(ベース&ヴォーカル)、ブリン・ハワース(ギター&ヴォーカル)、キース・ガスター(ドラムス)、場所は英ポリドールビル前。
まだこの頃のハスケルには髭がありませんw
ブリンの尖ったサイケなギタープレイが時代を感じさせます。この当時、バンドは有名になる以前のジミー・ヘンドリクスとセッションしたり、バニラファッジのスタジオでレコーディングしたりしたそうですが、マネージメントには評価されずボツになったとか。音源が残っていたなら非常に貴重なのですが、残念な限りです。
オマケ動画
The Herd - "I Don't Want Our Lovin' To Die"
40年前のピーター・フランプトンがギター弾いて唄っております。若い若いw