DVD-Audioのキングクリムゾン作品一通り聞いた方々もそろそろいらっしゃるでしょうね。
宮殿のジャイルズ先生の鮮やかなハイハットペダルワークが、くっきり浮かび上がったのも感動モノでしたが、リザードでもアンディのドラムが大迫力でこれもまた大変結構です。ぐぐぐーーーーっと前にせり出してきたように感じられますし、以前のように楽器が平坦に並んだ印象が無くなった様な気もします。一番世間的には関心が少なそうなリザードですが、フリップ渾身のクリムゾン史上もっともオーバーダビングを施された作品。ある意味オーバープロデュース気味なほどではありますが、それが現代の21世紀からすると何故かかえって効果的に聴こえたりもします。マルチトラックにパズルの様にバラバラのパーツを組み上げていく手法が、クリムゾン作品の中で異色にさせているのかもしれませんが。とはいえ普通のDVDプレイヤーでの再生だったりして偉そうな事は言えませんがw あー、DVDオーディオプレイヤーをコレだけの為に買うべきかどうか・・・
あ、PCならPOWERDVDの9でいけるみたいですね。でも5.1chの再生環境も無かったり(汗)
あと、リザード組曲ラストのBIG TOPが、ちょろっと変わりましたね。徐々に再生スピードが上がって行くのではなくなっています。