今回は原発に代わるエネルギーのお話です。
過去二年に二度ほど、軌道エレベーター(いわゆる宇宙エレベータ)を取り上げてきた。
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カーボン・ナノ・チューブで宇宙へGO!
http://plaza.rakuten.co.jp/chop100/diary/200812290004/
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富野由悠季 宇宙エレベーターが紡ぐ夢
http://plaza.rakuten.co.jp/chop100/diary/201101180003/
人類が宇宙船で地球を飛び出てから既に半世紀以上経っているが、宇宙開拓の夢は70年代の予想から観てもほとんど進んでいないようなものだ。宇宙ステーションこそできたが、あれは実験棟みたいな施設で、ステーションというのはちょっとおこがましい出来だしねw
さて、今回の東日本大震災。原発問題は長引きそうですし、しかも電力不足の穴埋めのためにまた原発を作るなんていうお話もチラホラ。しかしまて、世界中で原発の是非が改めて問われている今、安易に結論を出していいものかどうかと。
「宇宙エレベーター」を敷設し、宇宙空間に資材を運び、広大な宇宙に巨大な太陽電池施設を作り、マイクロ波で地上に送電する。大きな予想図は以前からあるのだが、いかんせん各国家間の話し合いも持たずに、一国でいきなり作るもんでもないし、やって良いはずもない。が、この先どんどん寿命が尽きる大量の原子力発電所。これからも同様の事故が起こるリスクは変わらない。
今すぐ作れといってもそれは無理だろう。でも後々の世代を考えるのであれば、今こそ共同で計画を具体化していって欲しい。いつまでも化石燃料や原発に頼るのではなく、新しいエネルギーへの大転換。困難さは世界中の知恵と技術を集めて。
人類が戦争以外の歴史的ブレイクスルーを勝ち得るには、私は他に方法が無いはずだと思うのだが。(もちろん復興をほっとけと言うわけでは、断じてありません。)