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カテゴリ:これでいいのだ!
ハーグ条約(The Hague Convention)加入に日本政府が検討を始めたとNHKで報じられた。この場合のハーグ条約とはいくつもある中の「国家間の不法な児童連れ去りを防止する」条約を指す。
なぜ今になってこの条約が持ち出されたかというと、昨年まで米国のニュースショーで散々取り上げられていた、日本人妻が離婚後に米国人夫に了解を得ずに日本に子供を連れて帰国し、問題化している事に起因しているのは明らかだ。アメリカでのニュースだとかなり扇情的に日本人妻が子供を連れ帰ったことに非難を集中したドキュメンタリーが多く、妻に逃げられた夫たちに同情的な番組が多かったように思う。日本に来日した米テレビスタッフも日本人妻の家族に対し挑発的な突撃取材が多く、見ていて大変「不快」な取材姿勢に大いに疑問を持たざる得なかった。 今回、日本政府がハーグ条約に入る動きを見せているのも、なんのことはない。アメリカから日本政府へ送られる指針である「年次教書」だろう。つまり、日本をアメリカの思うがままに操る、毎年恒例のいわゆる「命令書」だ。 もちろん、子供の人権が最優先されるべきだし、夫側の主張を無下にする必要もないが、いくつかのケースをみると往々にして彼らの主張は欺瞞に満ちている。 日本人妻が家庭内暴力から逃げてる場合、家庭で奴隷同然の扱いを受けていた場合、子供を生んだ途端に離縁を切り出されて子供を取り上げられそうな場合など、日本人妻が日本に逃げるに値するケースが多い。そもそも、話し合いすら拒絶し一方的な要求していたのは夫側だったりして、妻の言い分を全く聞き入れないダンナもいた。 日本へ逃げ帰る妻にしても、日本領事館へ着の身着のまま駆け込み寺同然に飛び込んで、保護されるように日本へ逃げてきている。 さて、この状態でハーグ条約加入だ。この条約が日本国内で適応されると、果たして誰かが幸せになるのだろうか?今度は米国人夫が子供を米国へ連れ帰り、新たな国際的な火種を起こすのではないだろうか? 日本政府にたいしては、ハーグ条約加入に際し、その条約で国内に波及するいくつもの問題をきちんと検討した上で、不幸にも日本へ子供を連れ帰らざるえなかった人々とその家族に、身分と安全を保証してあげてほしい。 そうしないと単なる加入は不幸の連鎖を促進するだけだ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 14, 2011 10:26:00 AM
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