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テーマ:キングクリムゾン(654)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
Mel Collins参加作品には明確にプログレ系アーチストとのセッションも多いのだが、中には正体の判らないアーチスト作品もままあります。この12インチシングルもそんな一枚にあたるのでしょう。
NOISE BOYZ - BOYS GO SCRATCH (1986) CITYBEAT CBE1207 (12inch / 45RPM) ジャケットだけ見るとスクラッチを多用したラップ系かと思えたりしますが、ラップは全然ありません。ちょこっと掛け声やコーラスが入ったりもしますが、演奏中心です。 A面1曲、B面2曲の計3曲ながら、どの曲も下記画像のクレジットで判るとおり6分台。いずれもChris Palmerの作曲。 思いっきりメンバー表トップにメル・コリンズの名前を持ってきているあたり、売り上げ促進に有名ミュージシャンを起用した典型みたいなクレジットの仕方になってますw このプロジェクト自体はプロデューサーのクレジットもされているクリス・パーマーの企画みたいですね。ドラムマシンや打ち込みベース、サンプリング音などで構成されたリズムにギターやシンセが重ねられ、メルのアレンジするブラスセクションが派手で色彩豊かな彩りを飾るサウンド。リズム自体も80年代にありがちな打ち込みで構成されたファンキー系。スクラッチとかノイズという単語を題名にちりばめている割には添え物程度で、あくまでも演奏家たちのプレイが中心ですね。そういう意味でメル・コリンズ色の強い明るくファンキーなアレンジカラーとなっています。 レコード会社は86年当時ワーナーから配給されていたシティビート・レーベル。B面は13分超えしている為、レコードの溝がほぼ限界まで中央にカットされており、オート機能のあるプレイヤーによってはアームを引き上げるセンサーの反応で最後まで聞けないかもしれないんじゃないかと思うほどです。しかしこの作品、発表当時どの程度話題となったのでしょうか?全く謎です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 2, 2012 09:08:43 PM
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