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テーマ:キングクリムゾン(654)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
ゴードン・ハスケルらにより1970年代半ばに結成されたバンド、ジョーについて過去当ブログでも度々取り上げて参りました。すっかりこのバンドの事について紹介しきったつもりでした。しかし、実はもう一枚彼らのレコードが存在し、それも日本のみ限定のレコードがあったのを先日知らされました。
それが今回お題にさせてもらうドラゴン・スープレックス(ドラゴン藤波のテーマ)です。78年作品で既にハスケルはバンドから抜けていますが、メル・コリンズが参加しております。 ジョー - ドラゴン・スープレックス (ドラゴン藤波のテーマ)(1978) Joe - Dragon Suplex (Theme of Dragon Fujinami) CBS SONY 06SP 222 Credit Hiroshi Kato : guitar, vocal Jim Russell : drums, syndrum, percussion Kuma Harada : bass Steve Tatler : vocal, percussion Andrew Barfield : vocal, percussion Robert Bailey : keyboard Ken Freeman : freedom strings synthesizer Ray Warleigh : alto sax Mel Collins : tenor sax Malcolm Griffiths : trombone Martin Drover : trumpet Peter Swettnam : recording engineer Recorded at Jackson Recording Studio England SIDE A : DRAGON SUPLEX SIDE B : I NEVER GIVE UP words and music by H.Kato, K.Harada Joeは元々1976年にブリン・ハワースのバックバンドをしていた3名で結成されたユニットで、バンドとしては77年にバンド自身の名義でシングルJoe - How Can I Resist / Sweet Annabelle (1977 GTO GT84)を発表。 他に山口百恵のロンドンレコーディングアルバム「ゴールデン・フライト」、ツイスト企画アルバム「いかすぜジャック/ツイスト決定盤」を制作していた事を以前も取り上げました。そして、78年にこのシングル「ドラゴン・スープレックス」を出すわけですが、ゴードン・ハスケルのインタビューを読み返すと、「ジョーの後にクリフ・リチャードのツアー(77年の夏から)に参加した」という件があったので、この1978年時点では既にバンドから抜けていたようです。 しかし、私自身も大のプロレス者だった割には、この藤波選手のテーマソングにJoeが関わっていたことは全く知らずにおりました。しかしツイッターでフォローさせていただいているザ・ししおどし様からのご指摘により今回このシングルを購入してご紹介している次第です。貴重な情報をありがとうございました。 シングル盤ライナーによるとWWWFジュニアヘビー級タイトルを藤波選手が獲得した事で作られたナンバーだという事です。レコーディングスタジオも山口百恵のリズム録りやツイスト決定盤と同じジャクソン・スタジオ。ウィングス、ブライアン・フェリーなど様々なレコーディングをこなしているセッションミュージシャン連中を集めていると記されています。尚、この曲はその後別のバンド、ミノタウロス演奏ヴァージョンがCDなどに収められているそうですが、JoeヴァージョンはCD化されていないそうな。78年の発売当時、メル・コリンズの華麗なサックスがプロレス会場やテレビ放送で散々流されていたのにも全く気が付く事が無かったので本当に盲点でした。もちろん既にご存知の方にとってはなにを今更と思われるでしょうね♪ ドラゴン・スープレックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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