|
テーマ:キングクリムゾン(654)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
1966~1967年にグレッグ・レイクが在籍し、シングルを一枚だけ出したバンドThe Shame。その唯一作品です。
The Shame - Too Old To Go 'Way Little Girl b/w Dreams Don't Bother Me (Sep. 23 1967) (US) POPPY POP 501 (103,594) The Shame : Greg Lake : Lead Vocal, Electric Guitar, Acoustic Guitar John Dickenson : Keyboards, Vocal Malcolm Bracher : Bass, Vocal Bill Nims : Drums Unknown Sitar Player : Sitar (GregLakeWebsite's Answer : Session musician, sitar specialist. Don't know his name. ) Produced by Dru Harvey for Poppy Records, Inc. (UK) The Shame - DON'T GO 'WAY LITTLE GIRL b/w Dreams Don't Bother Me (Sep. 23 1967) MGM 1349 (Japan) The Shame - Hanaretewa irarenai (Too Old To Go 'Way Little Girl) b/w Yumewa kigaruni (Dreams Don't Bother Me) (1968) Japan Gramophone [MGM] DM-1149 (ザ・シェイム - 離れてはいられない / 夢は気軽に (1968) 日本グラモフォン) 結局このシングルは、英国盤、米国盤、そして一年遅れで日本盤が出ていたということになります。上記写真のPOPPYというレコード会社は、当時新興レーベルだったとの事で、英国MGM盤にもPOPPYのクレジットがあります。どういう系列だったのかは定かではありません。MGM側がバンドに興味を持った際にグレッグに助っ人参戦を求めたとはシド・スミスさんのクリムゾン伝記本にも出てますね。 一説には1966年にレコーディングされ、発売が翌1967年という説もありましたが、67年発売のジャニスの曲をカバーしているだけにそれも否定しないとならないようです。 英国MGMと米国POPPYでの発売が1967年。日本で68年に出た頃には既にバンドは次の名前と編成であるShy limbsに変わってしまっていた時期だったかもしれませんし、グレッグも既にGodsへ加入してた頃かもしれません。以前は海外サイトの情報からPoppyレーベルをカナダ盤だとすっかり思い込んでいましたが、レーベルにMade in USAの文字があるので米国盤と限定して良さそうです。 今回、比較的に状態の良いPOPPY盤が運良く手に入ったので、見てみるとタイトルがおかしいです。当時天才少女と謳われたジャニス・イアン(Janis Ian)の1stLP(67年1月発表)に収録されていたToo Old To Go 'Way Little Girlをいち早くカバーしているのですが、 MGM (UK)では、Don't Go 'way Little Girl. POPPY (US)では、Too Old To Go 'Way Little Girl. 米国盤の表記がジャニス・イアンの原曲と同じで、英国盤はタイトルが少し変えられているようです。 参考サイト:Janis Ian Listen Room http://www.janisian.com/albums/ian.php グレッグ・レイクの秘蔵音源集や一部海賊盤に収録されてきた二曲でしたが、実際にレコードで聞いてみるとCDと違いシタールやアコースティックギターの音などが鮮明でした。 Don't Go Away Little Girlでのグレッグは、アコースティックギター、エレクトリックギター、ファズギターソロを弾いているようですが、シタールは誰が弾いているのか謎ですね。やはりグレッグなのでしょうか? ※6/17追記、グレッグ・レイク・ウェブサイトの管理人さんにお聞きしたところ、無名のシタール演奏者がセッション参加したというお答えをいただきました。それに伴い上記の参加クレジットも手直ししてあります。 もう一曲のDreams Don't Bother Meは、グレッグの学生バンド時代からの仲間であるキーボード担当ジョン・ディッケンソンによる楽曲。彼は後のShy LimbsやKing Harryでも中心的な人物でした。2曲共に当時流行りのサイケデリックなアレンジが特色になっています。 レコードはたまに市場に出ると状態がいいものは100ポンド超え(日本円で13000円以上)になりますが、海外通販サイトでVGレベルが日本円換算で5000円前後から8000円程。少し状態がいいと価格もワンランク上がる感じです。値段はお高いですが、ファンにとってはそれだけの価値のある一枚と言えるでしょうね。 Youtubeにも動画がありますが、状態の悪そうな盤の音なのでノイズがかなり多いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[キングクリムゾンメンバーズワーク] カテゴリの最新記事
|
|