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テーマ:ゴードン・ハスケル(164)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
ゴードン・ハスケルがFleur De Lysに在籍していた1966年から1968年春までの間、フランク・フェンターらマネージメントはバンドを売り出すよりもレコーディング・セッションさせた方が遥かに金が稼げると言う事で積極的にバンドを色んな企画でバック演奏させていました。日本でも1960年代にロック系セッションギタリストが皆無だったので三原綱木さんが売れっ子セッションマンだった事で知られてますが、需要に供給が追いついてない状況だったのは英国も同じだったのでしょう。それまでのセッションマンというとクラシックやジャズ系でしたからね。と言う事で今回はFleursがレコーディングに関わった1967年のシングルを取り上けます。
Johnnie Young - Every Christian / Epitaph To Mr. Simon, Sir (Oct. 1967) polydor 56199 A面のEvery Christianは、ビージーズの楽曲らしくビージーズ・コレクターにも人気の曲だとか。この歌手、ジョニー・ヤングはそもそもオーストラリアの人気歌手で1967年に英国にも進出し、レコードを出したりテレビで冠スペシャル番組などにも出演とか。アイドル歌手だったのでしょうね。曲や歌いっぷりがモンキーズの故デイビー・ジョーンズを彷彿とさせます。普段はJohnnyという書かれ方をしているのですが、なぜかこのシングルはJohnnieになってるのは謎です。シカゴブルース界に同姓同名のブルースマンがいたからでしょうか? 他の作品を調べると普段はセルフプロデュースもしていた歌手だったのですが、このシングルはアレンジャーがイアン・グリーン。Fleursをセッションにちょいちょい起用していた人物らしく、その縁でこのシングルでもバック演奏をしたのでしょう。 この曲タイトルは実際はもっと長くて、ドイツ盤などではフルタイトルが付いています。 Youtubeにもこの曲をあげてるツワモノがいましたw いつ消えるかわかりませんが。 ちなみにこのジョニー・ヤングさん、1968年に出したアルバムでゴードン・ハスケルらが書いた楽曲Hold Onをカバーしています。こちらは聴いてないのでどの様な演奏だったか不明です。 1969年にオーストラリアのバンドHEART 'N' SOULがGordon Haskell作のLazy Lifeをカバーしたのも、ココらへんの人脈から発展した結果だったのかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 29, 2015 12:34:36 PM
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