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テーマ:ゴードン・ハスケル(164)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
前回に続き今回も1967年にゴードン・ハスケルがFleur De Lys在籍時に関わったレコードです。本作B面でゴードンは作曲者とアレンジャーの二つのクレジットがなされています。A面のアレンジャーはイアン・グリーン。
Tim Andrews - Sad Simon Lives Again / You Won't Be Seeing Me Anymore (1 Dec 1967) Parlophone R5656 この歌手、ティム・アンドリュースは実は一時期Fleur De Lysにもヴォーカルで参加した事で知られるChris 'Tim' Andrewsだということで、マネージャーがいかにバンドを色んなレコード会社を相手に多様な企画に使い回していたか判る一枚です。プロデビューしてまだ一年のハスケルが作者のみならずアレンジャー起用されたのもこれが初めてだったのでしょう。どういう経緯でこうなったのか一度本人に聞いてみたいものですね。ハスケルのサードアルバムのブックレット記載のディスコグラフィーにも古い作品は記憶が曖昧なのかこのシングルやジョニー・ヤング作品は記載されていません。 実質的にこれもFleursのシングルに近い作品にあたるのでしょう。ただCDにも入っていないのは、ShysterのThat's Hoe Downがアルバート・ハモンド楽曲で収録から漏れたように、このシングルも何かしらの契約上の問題があるのかもしれません。レコード出したのがパーロフォンですしね。 変名での活動がこれだけ多いということは、マネジャーの方針だったとはいえバンドを売るより契約を数とってゼニ儲けという事だったんでしょうね。まだまだ若かった田舎出身のハスケルはマネージメントからいい様にコキ使われていても、音楽業界で働いて名前が出ることで満足しちゃっていたのかもしれません。彼の以前のインタビューで「あの頃は子供だったからね」と60年代70年代を振り返った発言を思い出させます。 英ポリドールから近年も再発の多いFleurs関連のシングルでしたが、本作はレコード会社の違いもあったのか再発されていない様です。YoutubeにはこのシングルB面までもアップされていたので、こちらも紹介しておきます。これもいつ消えるか判らないのでw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 29, 2015 12:34:17 PM
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