ゴードン・ハスケルがソロデビューした翌年に出したシングルは、アルバムヴァージョンとがらりとアレンジを変えたロックヴァージョン。彼のファーストアルバムと明らかにサウンドプロダクションの違いが出ているので、この曲だけシングル向けに新規録音したのでしょう。
Gordon Haskell - OO LA DI DOO DA DAY (Single Ver.) / BORN TO BE TOGETHER (13th Feb., 1970)
CBS S 4795
以前も取り上げたゴードン・ハスケル1969年1stアルバムSail In My Boatからのシングルカットとなっていますが、アルバムと同じなのはB面のみ。A面曲はアルバムでは2/4テンポのゆったりしたアレンジで、歌い方もメロディーリズムに付点の多い跳ねたラインだったのが、このシングルではバンドアレンジで8ビート基調のストレートなロックサウンドに変えられています。リードギターが軽くファズトーン掛かっててサイケサウンドを感じさせます。軽くアレンジが違う程度ではなく、全くの別アレンジ。メロディーも当然8ビートに合わせています。
Sail in my boat(1969)
1stアルバム全体に漂う、あのゆったりとした流れとココまで変えたのは、シングル向けにそのままカットしたのでは派手さに欠けるという判断があったのかもしれません。もしもこのアルバムがこの先、万が一リマスターされてCD化される様な事があったとしたら、ぜひこのシングルヴァージョンも収めて欲しいものです。