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テーマ:ゴードン・ハスケル(164)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
ゴードン・ハスケル作のチャートで首位争いをした最初の楽曲と言う事で今まで何度か取り上げてきたこのレイジー・ライフ。肝心のクエンティン・E・クロップイエガーのsingle盤が入手できたので改めてご紹介。
Quentin E. Klopjaeger with Gonks - Lazy Life / The Long Way Home (1968) Troubadour TRS-E-9093 盤面にはクエンティン個人名だけではなく、バンド名のゴンクスも併記されています。プロダクションはビリー・フォレスト・プロダクションと記されており、クエンティンがビリー・フォレストの別名義なのがバレバレです。他にもいくつもの変名でレコードを出している彼は、このシングルの前年に英国ではウィリアムEキンバー名義でもこのレイジー・ライフを歌っており、それを故国の南アフリカで自身のバンド演奏で吹き込んだ方が大ヒットし、売り上げチャートで最高2位を記録したようです。 以前も触れましたが、このクエンティンことビリー・キンバー氏は元々60年代前半から南アフリカで活動しており、その際にシャロン・タンディともレコーディングしてた人物。渡英後はゴードンのいたFleursとも共演し、William E.名義の他にWaygood ellis名義でもシングルを出しています。ここらへんもマネージャーのフランク・フェンター商法なのでしょうか? 歌手活動の他にプロデューサー活動もしており、70年代末にはRCAのプロデューサーとしてゴードン・ハスケルのサードアルバムも制作しています。ハスケルのインタビューでは90年代にマネージャーもしていたとか。古い友人と称しているだけに長い付き合いなのでしょうね。その繋がりからか、ハスケルがサードアルバムを79年にテストプレスのみで未発売だったのに、シングルとして何曲かをリリースできたのも彼の助力があったのかもしれません。またハスケルは80年代前半にRCA契約ライターとして二年ばかり専属してたという事もこの関係性が影響していたと考えられます。 ちなみにこのクエンティン名義ではこの他にもシングルを出しており、John BromleyのWeathermanをカバーしています。 クエンティン名義で出たアルバムは現在結構な値段になってるようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 29, 2015 12:33:43 PM
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