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テーマ:ゴードン・ハスケル(164)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
当ブログのゴードン・ハスケル比率がちょいと高いとは自覚しているのですが、自覚しつつ今回も彼の話題です。
Billy Fury - ...At His Best (2000) DOUBLE CDbox Planet Media 1983年に亡くなった英国のロカビリー歌手ビリー・ヒューリー。以前当ブログでも彼が歌ったハスケル楽曲のレイジー・ライフについてちょいとばかり取り上げましたが、その動画が現在削除されておりCD買っちゃいました。ヒューリーというとジャイルズ兄弟が1961年にまだ素人バンドにいた時分にヒューリーらのドサ周りツアーに彼らも参加した経緯が、同じバンドにいたアル・カートリーさんのサイトで確認できます。 ザ・ビートルズの秘蔵映像集アンソロジーにおいて、デビュー当時のビートルズが英国のパッケージツアーでビリー・ヒューリーやダフィ・パワーら妙な芸名を付けられたロックアイドル歌手たちとドサ周りをしていた解説でヒューリーも紹介されてましたね。ダフィの往年の録音はバックに有名ミュージシャンが多かったのも手伝い、近年再発されているものが多いのですが、ヒューリーも83年に自宅で倒れ急死するまでの音源を使った復刻CDがそれなりに出ているようです。日本においてはほとんど評価もされていなかったのかもしれませんが、海外では各国で出ているので芸歴の長さに応じた人気はあったのかもしれません。 今回手に入れた二枚組CDBOXはドイツ製。ジャケ写以外の画像無し、あとは曲目と作者クレジットがあるだけの質素なパッケージです。ハスケル作Lazy Lifeは2枚目の17曲目に収録されてます。全40曲のCDですから色んな作者の曲が入っています。だけどどの曲がシングル曲なのかもこのCDだとサッパリ判りませんw 色々調べてみたのですが、ヒューリーの歌うレイジー・ライフは、彼のパーロフォン所属時代のシングル集CD、THE COMPLETE PARLOPHONE SINGLESに収録されているので、てっきりシングルでも出ていたのかと探してみたのですが、どうもシングルのデータで発見出来ませんでした。とにかく詳細なデータがなかなか残ってない人です。ではアルバムは?と思うと晩年のコンピLPには入っていますが、曲の演奏からしてもこれを80年代に録音したとは思えません。 アレンジスタイルは、1967年のWilliam E.名義で英国で出たシングルや翌1968年に南アフリカでQuentin E. Kolpjaeger名義で出たシングルのアレンジに近いです。ただし、スピードがかなり速く演奏されており、チャカチャカと忙しいリズムになっています。どういうつながりで1960年代末、まだ若手のゴードン・ハスケルの曲を取り上げたのかはサッパリ判りません。お手上げ状態。こうなったらそのうち疑問点をまたハスケル氏ご本人に質問でもしてみようかと思ったりもしますが、以前JOEのラインナップのお答えでかなり恐縮しちゃったのでちょいと迷っています。 いずれにせよ、この1曲の為だけに生まれて初めてビリーヒューリーのCDを買っちまいましたw でもこれはこれで1960年代初頭の英国でロックが勃興した時期にデビューした歌手の記録として面白いCDだともいえます。そう思うことにしてますw ※2015年2月16日追記情報。 ゴードン・ハスケル氏が2015年1月に発売したデビュー50周年記念シングルの紹介によると、ビリー・フューリーがレイジー・ライフをカバーしたのは心不全で急死した1983年のレコーディングだそうです。翌84年に発売されたヒューレイのアルバムLoving Youに収録されました。曲の仕上がりが非常に簡素なのは彼の急逝とも関係があるのかもしれません。 ※2015年3月21日追記。 ビリー・ヒューリーとハスケルが最初に会ったのは1972年の暮れらしく、ヒューリーのバックを勤めていた際、ハスケルの泊まっていたいたコテージにヒューリーが訪ねてきてLazy Lifeを唄ってくれたのだそうです。なるほど、そんな縁から後々最晩年にカバーしてくれていたわけですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 29, 2015 12:32:17 PM
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