|
テーマ:キングクリムゾン(654)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
YESのジョン・アンダーソンが1964年レコードデビューしたバンド、ザ・ウォリアーズ。このバンドにはまだ10代だったイアン・ウォーレスもドラムスで参加していますが、彼を参加させようとジョンらがイアンの自宅までいって母親を説得した件はシド・スミスさんのクリムゾン本に書かれていましたね。1964年といえば世界中にビートルズ旋風が吹き荒れた年。まだプログレの芽もなんも無かった時代のシングルです。
THE WARRIORS - YOU CAME ALONE / DON'T MAKE ME BLUE (1964) DECCA F.11926 DR33325 SIDE A SIDE B B面はメンバーのデヴィッド・フォスター作の楽曲で、レーベル面に記されている通り、映画Just For Youにウォリアーズが出演した際に演奏した楽曲でもあります。ただし映画で使用されたテイクとヴァージョンは違うようですね。今まで何度も取り上げましたが、今一度Youtubeからその出演シーンを。 メインで歌っているのはジョンの兄トニー・アンダーソン。ジョンはハーモニー担当。イアンが後ろでドラムを叩いています。 ジョンがYESで成功を収めたことで、デッカのシングルを集めたコンピLPや様々なオムニバス盤にも収められているシングルの2曲ですが、元々のシングルの売り上げはさほど無かったみたいですね。ウォリアーズは結局このシングル一枚のみしか公式にレコードを出していないようです。 おおよそ4年間メンバーチェンジをしながらもバンドは活動しますが、英国からドイツに活動拠点を移した後もこれといった成功も無く結局解散。 こちらも以前紹介しましたが、ジョンがリーダーになってからのドイツでのテレビ出演映像。 この映像では、後にフィル・コリンズとフレミングユースを組むブライアン・チャットンがキーボードで参加してます。 ジョンはソロシングルを出したりバンドに参加した後にイエス結成に至ります。イアンはウォリアーズ解体後、様々な歌手のステージでドラムスを叩いた後に末期のボンゾ・ドッグ・バンドのギグに参加、その流れでヴィヴィアン・スタンシャルの企画盤やニール・イネスのワールドに参加。しかしコレといった成功も無く、クリムゾン参加前はキース・エマーソンの豪邸に、アンドリュー・マカロック共々下宿していたそうです。 現在このシングル盤は結構なプレミアアイテムになっており、状態が良いと150ポンドと高額な値段で売られています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[キングクリムゾンメンバーズワーク] カテゴリの最新記事
|
|