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テーマ:ゴードン・ハスケル(164)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
前回に続き今回もゴードン・ハスケルがFleur De Lys在籍時のセッション作品。Fleursをちょいちょいセッションに起用していたIan Green自らのシングル。
IAN GREEN - LAST PINK ROSE / GREEN BLUES (1967) Polydor 56194 A面は当時のビートルズやプロコルハルムを意識するかのようなバンドとオーケストレーションの展開が美しいインスト。途中から英国の歌手兼俳優のデニス・ローテスのナレーションが入ります。(このデニスの67年シングルでもFleursはバックを勤めていますが、それについてはまた後日。) B面はグリーン自身の名を冠したオルガン主体のブルース。こちらの方がFleursを起用した特色がよく出ていると思えます。イアン・グリーンは60年代から70年代に掛けてプロデュースやアレンジャーとして活躍してたみたいですが、自身のアルバムも出しておりロゼッタ・ハイタワーを起用してたりして興味深い人物です。Fleurs関連はGraham Deeと同様に名前がよく出てきます。 A面でナレーションをしているデニス・ローテスは1953年に歌手デビューし、ジョン・バリーと共演したり、グレンミラー楽団に客演したりもしてた当時40歳位のベテランシンガー。彼のソロはパット・ブーンを思わせるムーディな歌が多いのですが、ビートルズのカバーも歌うなど幅広い音楽性があった人だったのかもしれません。60年代以降は俳優としてテレビシリーズ等でも活躍してたようで、当時は有名なタレントだったのでしょうね。 普段アレンジャーをしているグリーンがなぜこの様なシングルを出したのか、そこらへんの事情は今となっては判りませんが、こんな所でもハスケルらFleursがセッションしてたのが面白い一枚です。残念ながらYoutubeにこのシングルはアップされていませんでした。マイナーなシングルですが今でもたまに市場に出てくるようで、テストプレスが40ポンドで出品されています。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 29, 2015 12:28:26 PM
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