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テーマ:ゴードン・ハスケル(164)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
ゴードン・ハスケルのレコードデビューにあたる1966年3月18日発売のシングル盤。(以前から度々書いてましたが、これ以前のリーグ・オブ・ジェントルメン名義のシングルはフリップらのいたバンドと同名別バンドの作品で無関係なため)
オリジナルプレスは稀に市場にでても美品が1000ポンド超えするほどなので下記画像はリプレス盤での紹介となります。 Fleur De Lysとしてメジャー二作目のシングルですが、前年11月のデビューシングル発売後にギターとベースが相次いで交代し、ゴードン・ハスケルとフィル・ソーヤーが加入してからの作品。1964年から約2年ほどライブや自主プレス盤を作るなど活動してきたオリジナルラインナップが急激に崩壊した詳しい経緯は判りません。ただデビューシングルのB面がジミー・ペイジ演奏の別曲に挿げ替えられた件はメンバーにはショックだったのかもしれません。 この二枚目もペイジの関与が復刻CDなどで触れられてますが、The Whoのカバー曲を選曲した以外に関わりは無さそうですね。プロデュースはGlyn Johnsでビートルズやストーンズ、ザ・フー、ボブ・ディラン他60年代に蒼々たる履歴を残したエンジニア、プロデューサー。仕事で馴染みのペイジから制作を丸投げされた形だったんでしょうか? 一枚目でのドリーミーなサウンドから、このセカンドは1966年時点でのワイルドなバンドサウンドを引き出しているのも彼の手腕による面があるのでしょう。 A面のサークルはザ・フーのカバーですが、フーの英国盤シングルB面でのリリースが66年3月4日なので、どこよりもいち早くカバーしたという点が面白いですね。B面はのちのHold Onにちょっと先駆けた雰囲気の楽曲(ソーヤーとスミスの共作)。当時の彼らのレコーディングは4chのレコーディング環境だったので、演奏のラフさが感じられます。 最後に聞き比べをYoutubeにて The Who - Circles LES FLEUR DE LYS - Circles 動画の音源はCD由来のようでちょっとこじんまりした感じで抜けがありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 27, 2015 04:12:21 AM
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