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テーマ:キングクリムゾン(655)
カテゴリ:キングクリムゾンメンバーズワーク
調べてるうちに、自分じゃわかった上で書いてるつもりが、読み手の立場からすると「なんで?」となることがわりとありますね。
ボズ・バレルが1963年から64年に在籍した最初のセミプロバンド、ティー・タイム・フォーなどについて昨年秋に本ブログでも取り上げましたが、情報源によっては「ロンバード・アンド・ティー・タイム・フォー」だったり「マイク・プリオール・アンド・ティー・タイム・フォー」だったりします。 なぜかと言えば、そのステージ時にリード・ヴォーカルを務めてた人の名前がが頭に付くからですねw え?ボズが唄ってたんじゃないの?と思われる方もいるでしょうが、最初の彼の経歴はアコースティック・ギターから始まりました。 そういう訳です。 ボズ本人が1960年代後半に出したシングル盤6枚のうち、二曲自作曲を入れられたのも、元々彼がギターを弾いていたという事からもギターで作ったのだろうなと想像できますね。これらの情報が無い頃は、どうやってボズが作曲したんだろうと不思議に考えてましたw 知り合いの昔バンドのヴォーカルでプロデビューしていた某氏は、カセット片手に「ナナナナ~♪」と曲を思いつくとドコでも録音してたそうですが、ボズの時代にはまだコンパクトな録音機器なんぞスパイ映画の世界の中だけの想像上の物でしたw だからこそ、後のクリムゾン参加時、フリップから2週間特訓されただけでベースを弾くようになったのでしょうね。基礎は元々あったわけです。 少し前にも余談で書きましたが、ちなみにこのフリップの特訓時、ボズはジャズコードをきっちり叩き込まれたそうです。60年代のボズ・ピープルにイアン・マクレガンが参加した際「ジャズを唄いたいから、君ジャズコードを習ってくれないか?」とボズが言ってマクレガンを困らせたそうですが、回りまわってクリムゾンではボズもおぼえさせられる羽目になったのです。お陰で後々までセッションでボズのプレイに役立ったのですから何でも基礎は大事ですね♪ フリップが80年代にギター教室を始める以前、彼から演奏を教授されたのはアマ時代のゴードン・ハスケル、アル・スチュワートがいましたが、アルは「フリップからジャズコードとか教えられたけど、今は使うことはない」と言ってましたので、後に役に立てる事ができたのは実はゴードンとボズというKCの初期ベーシスト二名だったというオチでございます。 毎度の長文最後までお読みいただきありがとうございました。 ■4月29日追記 リズムギターとヴォーカルと表記されているボズ、ティータイム・フォー時代の画像より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 29, 2015 03:00:36 AM
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