1969年春、キング・クリムゾンのメンバーとして活動していたイアン・マクドナルドが、レコーディングにフルートで参戦したバンド、ドライ・アイス。バンド自体はその後メンバーの相次ぐ脱退ですぐ解散してしまったそうですが、お蔵入りとなっていたアルバムが49年の時を経て発売となり、世界中のイアン・マクドナルドファンを驚かせています。
DRY ICE - DRY ICE (2018)レコーディングは1969年
私やほかのファンは英国から直接購入しましたが、そろそろ日本の輸入店にも並んでいるとか。
内容的にはまさにたった二日間で完成したサイケアルバムという感じで、かっちりした演奏を期待するとラフさにすかされますが、悪くはないです。繰り返し聞いているとあの時代の一片が焼き付けられているという感じがします。ただデジタルリマスタリングでジャキジャキしたサウンドになってるのは好みじゃないんですがw
クリムゾンファンに是非ともと薦められるサウンドではないのですが、熱心なマクドナルドファンの方ならイアンの美しいフルートソロの音色を聞くためだけに手に入れても損はないでしょう。彼のプレイは9曲目のLailaに入っています。アルバム制作はマイク・ドーラン(※ハード・ミート)によるプロデュースと記載されています。