キング・クリムゾンのファンの方なら既に入手されてるでしょうね。
映像作品としても楽しいですが、ラジカル・・・の頃緊張してたメルがすっかりバンドに溶け込んでて8人編成クリムゾンはますます完成度が上がっています。ジェレミー加入でフリップ+リーフリンとの
トリプルキーボード体制も時折発動、アイランズやリザード組曲などまさにあの音です。ジェレミーのピアニストとドラマー二刀流が思いのほか素晴らしく。ティペットがそこにいるかのような初期楽曲の演奏となってますね。
見どころもたくさんあるので、各メンバーを注視するだけでも飽きが来ません。初期楽曲へのトニーさんの解釈も進んだのが余裕のある意欲的なベースプレイ。クリムゾン史上初ライブでキーボード専業となったビル・リーフリンのセンターからの鋭いまなざし、献身的な支えっぷり。楽しそうなフリップと見どころは尽きることが無いです。つまり見るほどに発見がある。しかもブルーレイの映像は豊富な楽曲数と収録時間の長さ。興奮続きで気を失いそうになりますw
また、音声のみのボーナストラックには、フリップの最初のソロアルバムExposureにあったブレスレスや宮殿など数曲が収められてます。ブルーレイは映像なしで音声のみ再生モードもあるのですが、CDもたっぷり3枚組。
以前のラジカルアクションも素晴らしい作品でしたが、より進化してるのがすごいですね。年齢関係なく進化するクリムゾン紳士たち。まだの方はぜひとも。