遂に発売された「THE DIG Special Edition ジョン・ウェットン」
あなたはもう手に取られたでしょうか?
私は予約していた書籍が届きましたw
巻頭はGettyイメージなどから多くの画像が使用されており、ジョン・ウェットンが歩んだ様々なバンド遍歴を目で追う内容になっていて、大きな画像で収録されています。
またウェットンの生まれから育った環境、そして音楽をはじめた頃の事も書かれていました。
この部分では、一部で事実誤認があり、ウェットンが60年代半ばにフリップの後任としてリーグ。オブ・ジェントルメンに入ったと記載されてますが、これは間違いです。シド・スミス氏の著作「クリムゾンキングの宮殿~風に語りて(邦題)」においてフリップとウェットンはボーンマス大学で知り合ったとありますし、当ブログでもゴードン・ハスケル氏への質問の答えとして「ウェットンは、リーグ・オブジェントルメンには入っていない」旨の回答をいただいております。
またゴードン・ハスケルのセカンドアルバムにウェットンを紹介したのはフリップという記述も文中にありましたが、この点も70年の時点でウェットンと知り合い友情関係があったのでハスケル自身がウェットンを起用したと答えていただいているので、間違いと言い切れます。
大量のジョン・ウェットン関連情報の中では極初期の些細なことかもしれませんが、事実と違う点については後世に誤ったまま伝わってしまうことはとても不幸なことですので指摘させていただきます。
膨大なディスコグラフィに多くの過去インタビューなど、豊富な内容がそれだけで否定されるものではありません。