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カテゴリ:便利なキッチングッズ
コーヒーが好きでんねん。
そうですね、一日に5-6杯は飲みます。 コーヒーそのものも好きだけど、コーヒーの持ってる世界も好き。 世界の街角の、小さなコーヒーカップの周りに広がる風景が好き。 えっと、日本茶と紅茶はほとんど飲まないのです これは体質のようなものだと思います。 タンニンがダメなんです。品質のよい濃い紅茶や中国茶をいただくと てきめんに気持ち悪くなったり貧血を起こしたりします。 紅茶アレルギーっていう人もいるようなので、その手かもしれません。 不思議なものです。 そんなコーヒー好きの私のもとに 年末にものすごい秘密兵器がやってきました。 デロンギのコーヒーマシーンです。 http://www.paocoffee.co.jp/eam1500sdk.html ひょんなことからモニターとして送っていただいて、使わせてもろています。 ああああ、これはほんとにすごいー! ボタンを押すだけで、そのつど豆を挽いて、エスプレッソからカプチーノ、カフェラテまで本格的に入れてくれます。夢のようだ。 ドリップで丁寧に入れたコーヒーも好きだけど ラテンの国が好きな私にとって エスプレッソとカプチーノが家でこれだけおいしくいただけるというのは なんともいえない幸福感。 暮らしの中のほんの数分のコーヒータイムだけど、そんな数分に支えられて 人生はゆるゆると流れていくのだなあ、なんて思います。 そんなコーヒー好きの武蔵野婦人の私設「武蔵野カフェ」(笑)では こんなものもたまに登場して遊んでいます。 ソニープラザでみつけました。 カプチーノ用のテンプレート。 デロンギのマシーンが来るまでは、電動でミルクをあわ立てるカリタの これを使っていました。これであわ立てたミルクを入れて、テンプレートの上からシナモンをさらさらっと。柄をきちんと作るのは難しいんだけど、家でこんなカフェタイムをすごすのも、暮らしの小さな楽しみです。 いつも使っているお気に入りのマグカップはこれ。 たぶん、もう20年近く前にドイツのブレーメンの小さな陶器屋さんでみつけたカップ。マイセンのブルーオニオンにも似ていますが、もっと肉厚で骨太な感触でお値段も庶民価格。すごく気にいってポットとポットウォーマーとお皿をセットにして、日本まで抱えて持ってかえってきたのを覚えてます。 それ以来使い続けてるから、20年選手。ちっとも古びないし丈夫。 ブランド名がわかりません。裏にIndish Blauと書いてあります。 検索してみたら、マイセンのBoanpartというメーカーみたいなんですが、売ってる場所はちっともわからないまま。日本でも見たことがないので、これが壊れたらどうしたらいいのかなあ、ってちょっと思ってます。 使い続けて続けて、いまだこれでコーヒーを飲む時間は、ほっとします。 バブルの時代に若いころを過ごした私の周辺では 「結婚したらウェッジウッドの食器をセットでそろえる」なんて人がいっぱいいました。 あれ、あほくさいなあ。 結婚したら、、、、なんて言いながら、会社ではドーナツ屋さんの景品のカップを使ってる。 そんなの、すっごいかっこ悪い。 私は、今買えるものを、ひとつ。 ちゃんと選んで買って、今使う。 そんなことを考えながら、長いこと、長いことかけていくつか集めてきたカップたちがあって、これは旅の思い出とともに私の大切な宝物です。さっき、ちょっと思い立って一部を写真に撮ってみました。 でへへ。 旅の風景や、そのときの自分がひとつひとつに思い出されて楽しかったー。人生で、あと何個、こんな思い出のカップを集められるのかなあああ。 今日はちょっとそんなカップたちをご紹介ー。 こちらはドイツのブランドKPM(カー・ペー・エム)のエスプレッソカップ。 この水色の絶妙な色あい、陶器の清廉な白。ああああ、うっとり。 フランクフルトで、どうしてもKPMのものがひとつほしくて 1時間以上迷って迷って、えいっ! と意を決して買いました。 たしか、もう15年以上前のことです。 安い買い物ではなかったけど、迷っただけの愛着があって、大好きなカップのひとつです。 陶器のメーカーでどこが一番好き? と問われたら、きっと即答してしまうのが、ハンガリーのHEREND。17年前にパリのマドレーヌ広場でみつけて、ほしくてほしくて、大枚はたいて買ってきたティーセットです。お客様が来たときに、まっさきに出るのがこのカップ。2客しかないんですけどね>笑 東洋のにおいのする昆虫や蝶や花の、アールヌーボー風なデザインと絵付けが大好きなメーカーです。もっとほしいなあといつも思うのだけれど、日本で買うととても高いので、ほしくても手が出ない。というか、日本のデパートでこんな価格のものを意味もなく買う必要もないわけで、見て楽しむっていうのだけを続けてきたのですが 昨年ハンガリーに旅する機会があったので、ブダペストの本店に寄って、またまた迷いまくったあげくにひとつだけ買ってきました。ブダペストでは日本に比べたら格段にお手ごろ価格です。なーんだ。(その割には、ひとつしか買ってこないというのが貧乏性の私なのですが>笑 これはチョコレートカップ。うっとり。 ヘレンドの定番の緑色の絵付け。ほんとにきれいです。大好き! ヘレンドのシノワーズのシリーズですごく欲しいのがあるんです。これはまた、いつかのごほうびにとってあります。 こちらはロンドンのハロッズで買ったエインズレーのティーカップ。もう17,8年前のもの。これはコーヒーには向かない形ですが、お紅茶が好きなお友達が来たら、このカップが登場します。色のきれいなお紅茶を入れると、引き立ちます。 外側の青色と、東洋的なお花のコントラストが好きな一客。 ウェッジウッドという陶器のメーカーにほとんど興味はない私ですが、このシリーズだけは気に入ってヒースロー空港でひとつ買いました。こちらも紅茶向き。自分ではあまり使わない一客かも>笑。カップとの相性って結構あるんですよねー。 なんてことはないカップなんですが、お客様にコーヒーをお出しするときに頻繁に登場するのが、このジノリのコーヒーカップ。10年ほど前に当時の会社の上司から一客いただいたものです。大きさもちょうどいいし、扱いやすく、ゴールドと緑のコントラストがとてもきれい。これは食器洗い機でがんがん洗っちゃっているのですが(笑)、金箔の部分はきれいなままです。とても丈夫。 5年ほど前に、上野の不忍池を散歩していたら古道具市が開催されていて、そこでみつけて一目ぼれして、値切って値切って買ったカップ2客。ノリタケのものでした。アンティックな形がとてもきれい。この柄がいいんです。いい具合に銀箔がはがれかけている風情がまた、いとおしい。たまに引っ張り出して使って、とてもしあわせ。 3年前に旅したBALIで、ガイドさんに頼んでつれていってもらったジェンガラの工場で2客だけ買ったカップ。うちでは打ち合わせでお客さんがいらしたときは、中国茶をお出しすることが多いのですが(席をそのつど立たなくても、お湯を足せば何度もいただけるので>笑)、このカップはエスプレッソよりも中国茶のときによく登場するカップです。いい緑色です。 食器は、何年たっても愛して使ってあげれば、新品同様に働いてくれるからとっても好き。だからこそ、お気に入りのものはよく選んで吟味して、ひとつだけ買う。 そんな風に集めているカップたちだからぜんぜん増えていかないのですが、思い出があるカップは、限られたものでも使うたびにとても楽しいです。 これから私もどんどんまた年齢を重ねていくけれど、そんな風に、モノと付き合っていきたいなあ、と思う武蔵野婦人なのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2008年02月01日 21時30分08秒
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