カテゴリ:野球・スポーツ
いよいよ球春到来間近。プロ野球のお正月は2月、と言わ
れていますが、さしづめ今は「も~いくつ寝ると、和尚が ツー・・・じゃなくてお正月」気分でございます。(苦笑) ところで、イニングの短いソフトボールにはあるのかどう か知りませんが、近代の野球では、9回を一人のピッチャーが投げぬくということは基本的にありません。先発→抑え、あるいは、先発→中継ぎ→抑えというのがパターンです。 おおよそ、先発が7回、中継ぎが1回、ラスト1回を抑え というのが、勝ち試合の目安でしょう。 その時、中継ぎという存在は、とても損な役回りを担うこ とになります。 たとえば、わがドラゴンズとあのトーキョーの某チームが 試合をします。ドラゴンズのエース、NHK朝ドラの主人公、「わかば」によく似た川上くんが、 7回まですばらしいピッチングをします。そして打線もこれに応えて某チームのカリメロ投手から1点とります。 そして8回を岡本くんがぴしゃりと抑え、9回を守護神 岩瀬くんがかんぺきに抑えてみごとに勝つのです!!! するとこの時、先発の川上くんには勝利投手、抑えの岩瀬 くんにはセーブというポイントがつきますが、8回を投げ た岡本くんには何もつきません。(厳密に言うと、ホール ドというポイントがあるのですが)勝利投手やセーブは積 み重ねていけば、200勝とか、200セーブとか、表彰 や栄誉の対象になりますが、こういう中継ぎくんたちは、 表立った記録は残りません。 でも、もしこの試合で、8回に岡本くんが打たれて同点、 あるいは逆転されてしまうと、川上くんの勝利、いやチー ムの勝利すらなくなってしまうのです。リードされていて の登板ならば、もしかして自分の投げている間に逆転して くれて、自分が勝利投手ってなこともあるのですが、リー ドしての中継ぎは、個人のメリットはまったくなく、しか し抑えて当たり前、打たれれば責任重大という役回りなの です。 なぜこんなことを言い出したのかというと、最近、「牧師 の仕事は中継ぎ投手」と感じさせられているからです。人 と人とのつなぎ役、人と神様とのつなぎ役、つないで、つ ないで、結んで、ひらいて、手をうって、結んで・・・そ うやって、あったかい絆があちこちにできていく、そこに 幸せを感じるんだなあ~。 中継ぎ投手の喜びも、自分がつないでチームが勝ったって ことなんでしょうね。もちろん、個人記録もほしいだろう けれど、それよりも「チームの勝利に貢献できた」ことの 喜びを味わっているんでしょうな。たった1回、あるいは バッター一人、じみ~な仕事、でもそれを抑えるかどうか でチームの勝利が決まる、そんな、大切な大切な仕事、そ こに生きがいを感じている中継ぎ投手たちに、心からエー ルを送りたいと思います。そして、1シーズンに1回でも いいから、そんな彼らが花咲く場面を見てみたいですね。 勝った、負けたに一喜一憂するだけでなく、そんな視線を もって、今年も野球を楽しみたいものです。そして自分や 他の人の人生にも、勝った、負けただけでない、ステキな ものをいっぱい見つけていきたいものです。 全国の野球、ソフトボールを愛するプレーヤーや応援団の 皆様、今年はこんなところにも注目していただいてはいか がでしょうか? PS 最近知ったのですが、わがまちの少年野球チームの 名前は「ドラゴンズ」だったのです。ワ~~~オ V(~o~)V こまさを入れるっきゃないではないですか!!早く3年生 にならんかな~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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