ちゅにむはなにむ～ともしびチャペル日記帳

母が来ている。
こまさの入学式に出席し、この一週間、こまさを学校に送り、
学校から帰るこまさを窓辺で待ち、時には迎えに行き、下にも置かぬ
接待ぶりである。来週はお弁当作りをし、授業参観に行くらしい。
ありがたい反面、少々いまいましい。

母はずっと職業婦人だった。息子はそれで何度も
さびしい思いをしてきた。まだ幼かった頃
「仕事とボクとどっちが大事なの？」と母につめよった
こともあった。
母の姿を見ながら、「働く母親なんて母親失格だ」と
思ったこともあった。
そんな過去をもつ身としては、
今さらのような母の態度、すなおになれないものもある。

けれど、妻が言った。「お母さんは、昔できなかったことを
今やってらっしゃるの」

まあ、今ならわかるよ。母は仕事も息子も両方大切にして
たんだろうとは。そして今、時間ができた時に、昔できなかった
ことを思う存分やってるんだね。
親孝行のつもりで、まかせるよ。
おふくろさん、ごくろうさま。ありがとう。
そしていつまでも元気で。

でも、でも、でも・・・
そこにいるのはこまさだ！あんたの孫だ！
名前間違えるな！