カテゴリ:信仰・教会
今日、心が熱くなった。
今の話ではない。 今から267年前の英国、ロンドンでのお話。 一人の牧師がいた。 彼は挫折感でいっぱいだった。 牧師の息子に生まれ、大学では特待生、 学校の成績も優秀、品行方正、几帳面、 大学を卒業して牧師になった。 牧師のエリート街道をサイゴウジョンコのようにひた走っていた。 勢いに乗って、当時英国の植民地、新大陸アメリカに行った。 「ネイティブアメリカンにイエス様のことを伝えるんだ!」 だが、彼の務めは、入植者のための教会の牧師。 大陸から飛び出てきた一癖ある連中に、彼の几帳面すぎるやり方は 通用しなかった。まだまだ彼は若かった。 やがて彼は女性問題に巻き込まれ、逃げるように英国に帰った。 「こんなはずじゃなかったのに。 神様に喜ばれようと、認めてもらおうと こんなに一生懸命やってるのに。 どうして誰もわかってくれない、神様はわかってくれない。 いったいこれからどうしたらいいのか。 これ以上どうしたらいいのか????」 悩む彼は、他の人のアドバイスも届かなかった。 そんなある日、彼は気が進まないまま、ロンドンのある場所で 行われていた小さな集会に出席した。 そしてそこで奇跡が起こった! そこでは、聖書を解説した一冊の本が読まれていたが、 その朗読を聞くうちに、彼の心に変化が起こった。 「あなたに何ができるとか、何をしたとか、 どんな功績があったか、そんなことは一つも関係ない。 ただわたしはあなたを愛している。それだけで十分ではないか?」 彼は心が熱くなった。感動で胸がいっぱいになった。 「そうだ。この感動だ。わたしが神様に愛されている、そして すべての人が神様に愛されている。この感動、この喜びが すべてなんだ。これをただ単純に語ればいいんだ」 それから彼はどうしたか?それまでと同じように、几帳面に、熱心に 牧師として活動した。 でも、それまでと違っていたことが一つ。彼の原動力になっていたのは 「わたしは神様に愛されている」という感動であり、喜びだった。 それから長い長い年月が立った。 彼、ジョン・ウェスレーの働きは 今も引き継がれている。 「わたしは神様に愛されている。あなたも神様に愛されている。 この愛の中にどうぞいらしてください」 わたしたちの教会は、この一点に立って、今日も聖書のメッセージを 語り続けている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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