カテゴリ:日常雑感
ゆうべの「義経」いくらなんでもなあ・・・
都の義仲に義経がお忍びで会いに行くなんて、 いくらドラマとはいえ、そんなのむちゃくちゃだ!ぷんぷん! ま、それはそれとして、ちょっと気になるセリフあり。 一族・身内同士仲良くしよう、頼朝と手を結んでほしいと頼む 義経に、義仲は言う。 「身内というが、かつてその身内が争ったのだ。おれの父は お前と頼朝の父、つまり兄弟に裏切られ、殺された。他人の 裏切りは他人だからとあきらめもつく。でも身内の裏切りは 親愛の情があるぶん、赦せない。だから裏切られたくないから 信じはしない。」 なぜかこの言葉に台湾と中国を思い出した。 台湾は、朝鮮とならんで、かつて日本が植民地支配した国、 でも今、韓国、北朝鮮とは違って、台湾は世界で唯一といっていい 日本大好きな国。それは、身内に裏切られたから。 日本の敗戦後、日本人のいなくなった台湾に、共産党に敗れた蒋介石と 国民党が中国本土から逃げ込んできた。台湾の人々は同胞が自分たちを 解放してくれると歓迎した。ところが、国民党は台湾の人たちを迫害、 虐待して、自分たちの政府を作り上げた。いつか共産党をやっつけて、 本土に帰る日を夢見ながら・・・ 裏切られた台湾の人たちは「ああ、日本時代の方がまだましだった→ 日本時代のほうがよかった→日本はよかった」となって、親日台湾人が 誕生したというのが、おおまかな流れ。 身内に裏切られた痛み、義仲の言葉にはそれと同じものを感じた。 ついでながら、頼朝と義経の父義朝も、身内ではないけれど、 ごく身近にいた家来に裏切られて殺された。それをよく知る頼朝も 身内だからという理由で人を簡単に信じていなかった。 ただ単純に人を信じ続けた義経は、最後、兄との対立で 兄の命令によって死ぬことになる。 そういえば、朝鮮半島の南北間の対立の深さも 同族対立ゆえの根の深さがあるのかな? まったく、大河ドラマときたら、こんなことまで 考えさせるなんて!ぷん、ぷん! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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