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ちゅにむはなにむ~ともしびチャペル日記帳

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2005年06月13日
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カテゴリ:日常雑感
ゆうべの「義経」いくらなんでもなあ・・・

都の義仲に義経がお忍びで会いに行くなんて、
いくらドラマとはいえ、そんなのむちゃくちゃだ!ぷんぷん!

ま、それはそれとして、ちょっと気になるセリフあり。

一族・身内同士仲良くしよう、頼朝と手を結んでほしいと頼む
義経に、義仲は言う。
「身内というが、かつてその身内が争ったのだ。おれの父は
 お前と頼朝の父、つまり兄弟に裏切られ、殺された。他人の
 裏切りは他人だからとあきらめもつく。でも身内の裏切りは
 親愛の情があるぶん、赦せない。だから裏切られたくないから
 信じはしない。」

なぜかこの言葉に台湾と中国を思い出した。
台湾は、朝鮮とならんで、かつて日本が植民地支配した国、
でも今、韓国、北朝鮮とは違って、台湾は世界で唯一といっていい
日本大好きな国。それは、身内に裏切られたから。

日本の敗戦後、日本人のいなくなった台湾に、共産党に敗れた蒋介石と
国民党が中国本土から逃げ込んできた。台湾の人々は同胞が自分たちを
解放してくれると歓迎した。ところが、国民党は台湾の人たちを迫害、
虐待して、自分たちの政府を作り上げた。いつか共産党をやっつけて、
本土に帰る日を夢見ながら・・・
裏切られた台湾の人たちは「ああ、日本時代の方がまだましだった→
日本時代のほうがよかった→日本はよかった」となって、親日台湾人が
誕生したというのが、おおまかな流れ。

身内に裏切られた痛み、義仲の言葉にはそれと同じものを感じた。
ついでながら、頼朝と義経の父義朝も、身内ではないけれど、
ごく身近にいた家来に裏切られて殺された。それをよく知る頼朝も
身内だからという理由で人を簡単に信じていなかった。
ただ単純に人を信じ続けた義経は、最後、兄との対立で
兄の命令によって死ぬことになる。

そういえば、朝鮮半島の南北間の対立の深さも
同族対立ゆえの根の深さがあるのかな?

まったく、大河ドラマときたら、こんなことまで
考えさせるなんて!ぷん、ぷん!





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最終更新日  2005年06月13日 17時13分36秒
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