|
さて、無事に入園式を終え子ども達が通ってくるようになりました。
しかーし、今まで家で過ごしていた子ども達。そう簡単に幼稚園に慣れるハズはありません。 「ママー」「うぇーーーーーん」「ぎゃぁあああーーー」と力の限りに泣き叫ぶ子、 幼稚園から勝手に「かえるもん」っと出でしまう子、 「先生キラーイあっちに行ってー」とダダをこねる子、 おもちゃの取り合いでケンカになる子、おトイレが間に合わずにお漏ら しをしてしまう子、などなど・・・ 初めて担任する私は、髪を振り乱し、化粧なんかとっくに汗で流れ、 必死になってあれこれと29名の子どもたちに関わっていました。 子どもって一人が泣き出しちゃうと、連鎖反応みたいに我慢してた子も 泣いちゃうので大合唱でしたよ。しまいには、園まで送ってきた お母さんまで涙ぐみ我がことの別れを悲しんでおられる方もいました・・・ 泣きたいのはコッチだわ・・・と思いながらも回りのクラスも同じ様子 なので頑張らねば!と言い聞かせて保育をしていました(^^:) ようやくお昼になると泣き声もおさまり、ご飯を食べてくれるように 落ち着きました。この園では、月・水・金が給食で、火がお弁当、 木がおにぎり弁当という決まりでした。 一緒にいただきますの歌を歌う姿はものすごーく可愛くて、 こんなに可愛い子ども達と一緒にご飯なんて楽しみー と思ったのもつかの間・・・ せんせー!せんせー!せんせー!とアッチコッチでよびだしです。 そう。こぼしてしまったり、キライな物が入ってて食べられなかったりで またヒッチャカメッチャカです。もちろん床は一面ご飯粒やら キライな野菜やら、おかずやらでいっぱいです。。。 「そっか子ども達は今までお母さんと一対一で食べたから 何かあったら呼ばれるのは当然かぁー」と思いました。 こんな感じがやく1ヶ月近く続きました。 もちろん私たち新任はお昼ご飯なんて食べてる暇すらなかったですよ^^; だって、子どもにつっききりで自分が慣れるのに必死でしたから。。。 4月はならし保育なのでご飯を食べたら子ども達はすぐに帰ります。 っていっても1時に。ご飯を食べ始めたのが11時なのにまだまだまだ 食べてる子、お帰りの準備をしても荷物を放り出して外にでて滑り台で 遊んでしまう子もう、体がひとつじゃ本当に足りませんでした。 全ては時間との戦いなんです。とにかく12時45分までには、 なんとか机や床を片付け、子ども達の帰りの用意を済ませ、 お帰りの輪をしました。 はぁーやっと一日が終わった…と思い子ども達が帰ったお部屋をみるとあま りの汚さにドット疲れがでました。 しかし、可愛い子ども達よーっと思い片付けに励む毎日でした。 多分、多くの方が幼稚園の先生って子どもが帰ったら帰れるから 楽だよねーって思ってるのかもしれませんが、大違いです。。。。 まず、大事な忘れ物がないかチェックして、子ども達が帰ったお部屋を掃除、 片付けをして、園全体の掃除(トイレ、ホール、靴箱、廊下、窓、流し、 園庭、外も)その後は園の行事ごとの準備(手作りしたり、保育計画を立てたり) それが終わって学年の話合い、そして明日の保育の準備、などなど 仕事はエンドレスにあるんです。この頃私達は早くても夜10時にならないと帰れ ませんでした。手作りで、なんでもやってしまう園だったからよけいに 遅かったんです。家に帰ったらほんとに、クタクタでした。 しかし、帰ればまだまだ仕事があるんです。子どもの保育記録を付けたり、 お便り帳書き、一日の反省を書き、明日の保育計画を書くなどなど 毎日、明け方4時に寝る生活がずっと続きました^^; はぁ、今までの学生生活のゆるーい毎日がウソのように心身ともに鍛えられるなぁ って!毎日が勉強の日々でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[大好きな仕事!!!(幼稚園教諭だった頃の話)] カテゴリの最新記事
|
|