大学ではFDなど、教職員に対する研修について注目が集まっております。特に今年よりFDについては義務化されたこともあり、各大学でも「やらなければいけない」こととしていろいろと企画されているかと思います。しかし、自前で出来ない場合(出来ないでのはなくて、考える気がないだけかもしれないが)、企業(ベ●ッ●など)に丸投げをすることもあるかと思います。それで義務を果たしているといってもいったいどれだけの効果があるのか・・・。というのは、まずは自大学の課題やそれに対する対策というものを自分たちで考えないわけですから、その意識自体にまず問題があります。
まあ、多くは自大学の抱える問題点を把握した上でソフトがないために企業の力を借りることが多いとは思いますが、学生に「問題解決能力」を身につけさせるのであれば、まずは自分たちから、というところでしょうか。
しかし、昨今は教員だけでなく大学職員の研修にも力を入れ始めている大学が多いかと思います。中には大学HPに研修の様子をアップしているところもあります。ただ、研修の内容自体は各大学によりまちまちですが、民間の考え方からすると思いのほかレベルの低いことを行っていることもあるようです。
民間と学校とは違うとは言われています。また教育はサービス業ではないとも言われていますし、学校内ではそういった意見が根強くあります(あくまで学校であり、教育サービス業は除く)。しかし、何事も最低限というものはあります。書籍として出版されている職員研修ものには驚くほどレベルの低いものもあります。やはり、学校だけが特別なのではなく、「当たり前」の基準をどこに設けるか、そして急速な世間の流れの中「スモールステップ」ではなく、いかに早く基準値に達するか、これがまずは職員研修の重要な部分ではないかと考えています。
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Last updated
Aug 30, 2008 10:12:51 PM