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Ciao a tutti プリンスの日常          ~まったり過ごす日々~

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Jul 17, 2006
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カテゴリ:夫のこと
今日は夫の一周忌&新盆法要。

10年前の今日は新婚旅行中だったのに、たった10年で夫の一周忌を営まなければいけないとは、想像もしませんでした・・・・。

元々無神論者の夫と私。仏事を行うたびどこか違和感を覚えながらも、とりあえず夫の両親が存命中は婚家のしきたりに従うのが無難かなと思って折り合いをつけています。

それでも今日のお坊さんの法話は、なるほど・・・と思えるものでした。

平家物語で有名な「諸行無常」この「無常」という言葉、ついつい不幸な時に使ってしまいますが、「無常」とは本来「変わらないものはない」という意味で、「無常」でなければ子供が生まれ育つこともない。だからこの世は無常だと嘆くのではなく無常であるからこそ子供が成長する喜びもあり、悲しい気持ちもいつしか懐かしさや心暖まる思い出に変わっていくのです・・・・。

とのことでした。

今の私の心境としては、去年の8月3日を何十回、何百回、何千回繰り返してもいいから、プリンスもいつまでも1歳のままでいいから、永遠に去年の8月4日がこなければいいと思ってしまうのですが・・・。

そうは言っても現実には時間は私の気持ちと無関係に過ぎ去っていくわけで・・・。
最初の頃は夫と過ごした日々が遠くなっていくって悲しかったけど、約1年経った今、そんなこともないことがわかって。
それならこの流れに逆らわないのもいいかもと・・・。
時が流れるからこそ夫と再会できる日も近づいてくるから。



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ここからは愚痴です・・・。

プリンスの2ヶ月違いの従兄弟。1年前の告別式の時もそうでしたが、ジッとしていられないんです・・・。
騒いで走って・・・。
連れてこなければいいのに・・・。
せめて騒いだら会場から連れ出す配慮をしてほしい。
だって2ヶ月違いのプリンスはきちんと座って、おとなしくしているんだもの、去年も今年も。

小さいから仕方ないわね・・・で済ませないで欲しい。

義弟、今回もバカさ加減を披露していました、「むじょうって情けが無いってこと?」ですって!!
確か一流の大学を出ていたはずだけど、ほんと常識なしです。

それにしても親戚一同集まって、なぜ夫の話がでない?今日あなたたちは誰のために何しにきているの??って聞きたい。

まぁ自分のことばかり率先してしゃべっているのは義父で、義父はまだ夫の死が真正面から受け止められないのでこういった席では自分のことばかりしゃべって気を紛らわしているのですが・・・。

生前夫は自分の両親と弟のことを心の底から嫌っていて、そんな気持ちのまま逝ってしまったのでもう取り返しのつけようもないから余計現実から目をそらしているのでしょうが、夫の「あの家族の中で僕の居場所はないんだ。」と言っていた心境を考えて真摯に反省し謝罪すること以外、親として子供にしてやれることは残ってないと思うんだけどな・・・。
どうもそういうことには義父も義母も目を逸らしたきりです。

いろいろ言ってやりたいこともあるけれど、世間一般に子供に先立たれることはかなりのダメージでしょうから、そんな経験をした義両親に追い打ちをかけるのもかわいそうなので、今のところ黙っています。
とはいっても、あまりにも夫をないがしろにするようなことがこれから先もあったら、なにもかもぶちまけてやろうと思っています。



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とんでもない人揃いの夫親族ですが、ひとりだけ外見も内面も夫にそっくりの叔父がいます。

その叔父は、遺影の写真を複写して夫の好きなひまわりの花とともに飾ってくれています。
嘆く私に、「いっぱい○○ちゃん(夫のこと)を思い出して、いっぱいいっぱい泣いて、それでいいんだよ。いつか思い出したときに涙ではなく、微笑みが浮かぶときが必ずくるから。それまではつらいかもしれないけれど、きっと穏やかな気持ちになるからね。」と言ってくれました。

そして今回も夫の肖像画をプレゼントしてくれました(叔父は画家です。)。

本当にいつも夫のこと、私のことを思ってくれてありがたいです。

夫の繊細さ、優しさはきっとこの叔父に似たんだと思います。
とてもダンディですてきな叔父を見ると外見もそっくりなだけに、夫もこんな感じで年を重ねていったのかな、見たかったなとしみじみ思いました。





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最終更新日  Aug 18, 2006 07:43:38 PM
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