カテゴリ:小学校
4月になり、新学期が始まり3日目、お姉ちゃんは6年生に、弟は4年生になりました。
そう、お姉ちゃんは小学校生活最後の年になったのです。 その最後の年という節目にしてほどなくやってきた大きなイベント。 運動会のリレー選手の選考会です 子供たちの小学校では、運動会は秋ではなく、毎年5月下旬~6月初旬に行われています。 それに合わせ、リレーの選手を決めるのも、新学期が始まって間もないこのころに行われています。 小学校に入学してまだ右も左もわからない頃、リレーって何?と、訳も分からず参加した1年生時の選考会。 選手に選ばれることもなく、運動会のリレーは走るものではなく見るものなのだと思った1年生。 2年生になり、なんと「補欠」にえらばれ、「おおぉぉぉ!」 足の速いということに縁がなかった我が家の家系にしてみれば、「補欠」に選ばれただけでも快挙でした。 (ちなみに私の小学校時の最高は、補欠の補欠でした。。。) そして3年生で初めて選手に選ばれることとなりました。 このころから、「これからは負けたくない!絶対ずっと選手になりたい!」という気持ちが芽生えた娘でした。 3年生の2月ごろ学校から陸上教室の申込書をもらってきました。 子供たちの通う小学校では、4年生以上から希望者は「陸上教室」に参加でき、授業前の40分間ぐらい、 なので、通常より早起きして学校に行き、先生から走り方を教わり練習するのです。 「私、陸上教室入りたい。」 早起きが苦手な娘からそんな言葉が出るとは思ってなかったので、正直びっくりしました。 娘が早起きするということは、それに合わせて私も早起きするということで、 娘以上に朝が苦手な私は、辛いものがあったのですが、 3年生で初めてリレーの選手になり、陸上に目覚めた娘を後押ししないわけにはいきませんでした。 そして4年生。 また、運動会のリレー選手になることができ、陸上教室も頑張って通っていました。 夏休み明け。。。 夏の疲れでしょうか、寝る前になると「あー、陸上めんどくさいなぁ。。。」と言う日が続くようになりました。 「陸上辞めたいん?」と聞くと「ううん、そうじゃないけどめんどくさい。。。」 単調な毎日の練習に、気持ちが少しマンネリ化してきた様子でした。 「運動会のリレー選手の補欠の子は陸上入ってる? じゃあ、あんたがもし陸上辞めて、その子が陸上通い続けたら、来年のリレー選手の座、危ういんちゃう?」 "選手の座は譲りたくない"この気持ちだけを辛うじでつなぎ、 それでもめんどくさいという言葉は娘の口から何度も出ながらも、なんとか通う日が続きました。 それからほどなく、今度は陸上の大会でリレー選手に選ばれました。 この日を境に、2度と娘の口から「陸上めんどくさい」という言葉は出なくなりました。 10月の大会では、好成績を残し、自分は「陸上を頑張るんだ」という方向に完全にシフトすることとなりました。 5年生からは、運動会のリレーでは校庭のトラックを1周走ることになります。(それまでは半周) 無事5年生も選手に選ばれた娘は、へとへとになりながらも1周走りきりました。 そして今日やってきたのが、小学校生活最後の運動会でのリレー選手の選考会です。 みんな陸上教室を頑張っていて、子供たち全体の能力も総じてアップしてきています。 何が何でも、今年も選手になりたい! 「がんばってね、いってらっしゃい!」 笑顔で送り出しましたが、私も気が気ではありませんでした。 授業の後、町ごとに校庭に残り、1発勝負で、1~6年生男女それぞれ1名ずつの選手を決めるのです。 「ただいま」 「どうやった?」 「うん、私が走った組では1位やったけど、タイムで決まるから、どうなるかわからへん。」 一番のライバルと思われている子とは走る組が違ったようで、どちらが早いかわからなかったのです。 毎年そうですが、タイムは町内会の子供会役員の方が計ってくれて、 その場で知らされることなく家に帰らされるのだそうです。 2年生の時はその日の夕方、5時過ぎぐらいかな?家に電話がかかってきて初めて補欠になったことを知らされました。 以降毎年、だいたい5時から6時くらいの間に電話がかかってきていたのですが、 今年、今日、気がつけば夜も7時を回ってました。 「補欠でも電話かかってくるのに、補欠にもなれんかったんかな?」 娘は一抹の不安に襲われていました。 そして、もうすぐ8時という頃、電話のベルが鳴りました。 私のもとに電話の子機をもって走ってきた娘。 私は子機を受け取り「もしもし」と出ました。 子供会役員の方でした。"選手?補欠?どっち??"私もドキドキです。 「娘さん、選手になられましたので、お願いのお電話です。」 それ以降の会話は、はっきり言ってよく覚えてないくらいでした。 (丁寧に話してくださった役員さん、ごめんなさい) 「ありがとうございました!!」 電話を切って娘に「おめでとう、選手やで!!」 「やったー!!」 娘は私に抱き着いてきました。 「よかったよかった、電話遅くて心配やったね、よくやったよ、おめでとう。」 私がそう言うと、「うん、よかった、なんか涙出てきちゃった。。。」 電話が例年より遅かったことで、あきらめモードが少し頭をよぎってたんでしょうね、安どの涙でした。 さぁ、小学校生活最後の運動会、無様な走りはできないよ。 まずは、ケガをしないように、運動会当日まで、練習に励んでください。 まずは、おめでとう。でも本番はこれから!がんばれ娘!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.04.09 02:51:23
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