cindy alohaのわたし的スローライフ

最近すっかり日記をサボってしまった。トピックがなかったわけじゃない。
ただ私、動物の里親探しとかはじめると、いつもとてつもなく
ドヨーンとしてしまうのだ（笑）そのため日記を書く気力が起こせなかった。

もちろんいい里親さんが決まると、１匹でも助けられたなという充実感もある。
ただ、サイトに載せ、他の犬や猫の掲載を見たり、
ボラ仲間の友人との連絡も密になることから
友人の最近あった話などを聞くと、切なくなることが多いのだ。

昨日会ったボランティアの友人、現在保護したのにまた脱走してしまった
白猫の捕獲に何度も失敗し、脱走依頼その子のことが頭を離れないのだと言う。
脱走と言っても必ず近所にいて、食事も友人が上げているし、
言ってみれば外飼い状態だ。仕掛けた捕獲箱には絶対入らないらしい。
（代わりにハクビシンが３回も入っていたらしい　笑）

なぜ友人がその子をそんなに気にかけているかと言うと、
その子は近所の野良が産んだ子で、仔猫のうちに保護をした子なのだが、
最初は庭に寝床を作ってあげてそこに母ネコと一緒に置いていた。
友人宅には保護して行き先のない猫たちが１３匹、犬が３匹いる。
ある日その母ネコが歩いているのを見かけた数日後に、
手術をするため探したら見つからない。もしかして、と思い
心当たりを探すと案の定亡くなっていたらしい。
なんせハクビシンなんかが住んでるようなところなんで
いろんな生き物が野生化しているため、怪我が原因でなくなったらしく、
シッポがすっかりもげていたらしい。
見かけたときに怪我に気づいていれば、と後悔しながら
救えなかった子達をいつも埋めているところに埋葬した。

数日後、そろそろ仔猫たちも家に入れて、里親さん探しの準備をしなければ、
と思っていたところ、兄弟（２匹）で何かに盛んにじゃれて遊んでいたらしい。
何で遊んでいるのかと思ってみたら、なんとそれは亡くなった母ネコのしっぽだったそうだ。
母ネコが亡くなったことも知らず、無邪気に母猫のちぎれた尻尾で
遊ぶ仔猫たち。それを見て無性に切なくなり、里子に出さずに
置いておくことに決めたそうだ。

私もこの話、思い出しても涙が出る。母ネコの遺体は離れたところで
見つかったそうだが、仔猫の元に残した尻尾が、
まだ小さい仔猫を残して死んでゆく母ネコの、
死んでも死に切れない思いを見るかのようだ。
その後そのシッポも、体のすぐ近くに埋葬したらしい。
動物の保護とかにかかわると、こういう悲しい思いを何度も
乗り越えなければいけないわけだ。

私が今回里親さんを探している子犬は、いわゆる「産ませ屋」の
知り合いのところで生まれた仔犬だ。
この知り合いは、野良犬を保護して飼っているのだが、
手術をせず外でつないで飼っているため、毎年繁殖させていた。
そしてきちんとした審査もなく、いわゆるばら撒き状態で仔犬を譲る、
ということを実に８年に渡って行ってきたのだ。
私がこの人と知り合ったのは去年の２月、その間なんど話をしても
聞き入れてもらえなかったが、今回里親探しにかかわることで、
やっと納得してもらえた。里親探しも大変だが、
人の心を変える、と言うことがどれほど大変か、改めて思い知らされた。

「どうぶつたちへのレクイエム」が去年、リニューアルで再販になった。
もしお金に余裕があれば、今後里親さん探しをする際に、
里親さんに一冊プレゼントするようにしたいな、と思っている。