吟遊映人ア・ラ・カルト(2013)
吟遊映人ア・ラ・カルト(2013) 世の中、景気が少しずつ上向いているようで何より。小さなジョウロでチョロチョロと注がれた水が、大木の根の末端にまで行き届くのは、まだもう少し先になりそうだが。それにしても師走のデパ地下は活気があってワクワクする!人だかりができているのは、やっぱりゴディバ。この一年、必死に頑張って来た自分へのごほうびにと、買い求める女性がたくさんいるようだ。そういうささやかな労わりは、景気など関係なく、なけなしのポケットマネーから支出されるのだ。皆さんも、この一年間本当にお疲れさまでした!生きることは決してラクなことではありません。明るく楽しいことばかりなら何の問題もないのでしょうが、そう上手くはいかず、良いことより悪いことの方が人生の大半を占めているような気がしないでもありません。趣味らしい趣味のない私が、こうして息をしていられるのは、毎日地道に働き、給料日には好物のお刺身などを買い求めて、ささやかな幸せを味わっているからでしょうか。両親や兄弟姉妹のいない私にとって、お金は働いて稼いだ給料が全てなので、「ちょっと今月足りないから貸して」とは言えないのです。言う相手がいないのです。年末は何かと誘惑の多いシーズンではありますが、それに呑まれてしまうと、私はたちまち立ち行かなくなってしまいます。かと言って、ギュウギュウ自分を締め上げてしまったら、私には生きる(生活する)楽しみがなくなってしまいます。だから、生活費とにらめっこしながら、美味しいものを食べたり、ユニクロであったかいセーターを買ったり、ツタヤで面白そうなDVDをレンタルしてみたりするのです。私がこの吟遊映人の記事を書いているのも、そうした生活に潤いを与えるものとなっています。私が担当しているのは主に、【読書案内】と【映画】に関する感想です。もう一名のスタッフは、画像を配置してくれたり、俳句、詩歌、時事問題など本人が興味のあることをピックアップして、このサイトをさらに雰囲気のある身近なものにしてくれています。今後とも二人でコツコツと続けていこうと思いますので、こちらの記事をサラリとでも読んで頂ければ幸いです。私が学生時代、常に愛読していた聖書の一節に、「一生懸命働けば、必ず良い結果を得る」(ソロモン王の〈箴言〉より)とありました。私はその言葉を胸に、来年もまい進して行こうと思います。今年も一年間、このようなつたないサイトにお立ち寄り下さいまして、本当にありがとうございます。どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい。平成25年 大晦日