もちもちポムポムプリン焼き
もちもちポムポムプリン焼き仕事で酷く疲れた夜。息子は帰宅が遅いし「夕飯はいらないから」とメールがあり、さて私は何を食べようかと考えました。自分だけならコンビニ弁当で充分。それにしても冷たい雨は降っているし、刺すような風が吹き付けています。そんな中、私は傘をさし、コートの襟を立て、一歩を踏み出したのです。私の頭の中では中島みゆきの『地上の星』が流れています。みゆきの力強く高らかな声が、私の折れそうな心を激しく鼓舞します。(気分はプロジェクトXに登場する勇ましき挑戦者になったつもりです)向かうは、ローソンです。そんなわけでローソンに出かけて来ました。こちらの筆頭管理人が、「ローソンがサンリオとタイアップして可愛いスイーツを出したよ」と、情報を持って来たのです。ライターである私も含め、お互い二十代の息子を持つ親であり、言わずもがな、人生の折り返し地点を悠に越えた年齢であります。いい年してサンリオキャラクターに目を輝かせるだなんて、いかがなものかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、侮るなかれ、サンリオキャラは永遠のメルヘンなのです。単なる癒しキャラとはわけが違います。ささくれ立った感情を優しい気持ちにさせてくれる、奇跡のキャラクターなのです。筆頭管理人がどこから見つけて来たのか、ローソンで絶賛発売中のサンリオコラボ商品の画像をいくつか見せてくれたのですが、それらのどのスイーツも可愛いのなんのって!ハッキリ言って、これらの商品は食べるためのものではなく、拝むもの(?)なのではとさえ思ってしまいました。〝もちもちポムポムプリン焼き〟について、てっきり蒸しパンだと思い込んだ私は、「サンリオの蒸しパンは・・・」と話し出したところ、すかさず「蒸しパンじゃない、スイーツだよ」と筆頭管理人の訂正が入るしまつ。「はぁ、さようですか」と、半ば右から左に聞き流す私ではありますが、画像だけではわからない〝もちもちポムポムプリン焼き〟のことが頭から離れません。「このスイーツは食べてみなければわからないよ」と、何やら哲学的なことを呟く筆頭管理人。まるで「食べた者だけがこのスイーツの何たるかを語るに足るのだ」と言わんばかり。なるほど。私は今回、ローソンでたった一個だけ残っていたこの〝もちもちポムポムプリン焼き〟をゲットしたことで、すべてを悟りました。ポムポムプリンはその可愛い表情だけではなく、もちもちとした食感と甘さ控えめプリン味のクリームを、疲労困憊の現代人に捧げることで、ある種の「救い」の手を差しのべているのです。アンパンマンが空腹の仲間にその身を食べさせるのと同じ理屈なのです。ポムポムプリンが寝そべっているあの形をよく見てご覧なさい。(←一体私は何様のつもりなのか⁈)それはまるで、お釈迦様が涅槃に入られるときのお姿にも似ています(?)みなさん、ローソンに行かれたらぜひともスイーツの棚をご覧ください。〝もちもちポムポムプリン焼き〟が一個でも残っていたら、恭しくレジに持って行き、自宅でゆっくり召し上がってください。おそらくきっと、日ごろの疲れや苛立ちを解消してくれることでしょう(笑)もちもちポムポムプリン焼き 158円(税込み)ご参考まで、割引きでゲットしました\(^o^)/