吟遊映人ア・ラ・カルト2020
今年はコロナコロナと新型コロナウィルスに振り回される一年でした。この感染症により4年に一度のオリンピックは延期となり、日本経済ばかりでなく世界経済にも影響を及ぼす大打撃を被るものとなりました。もはやこのパンデミックはいつになったら収束するのか予測すら立ちません。このことにより、私たちの生活スタイルは大きく変わろうとしています。「新しい生活様式への変換」というものです。行き交う人々は皆当たり前のようにマスクを着用し、官公庁・金融機関等の窓口には防御シートが設置され、出入口には必ず消毒用アルコール剤が備えられています。それでも安心を確保できないのですから、世間が不安に踊らされても仕方がありません。だからと言って自暴自棄になるわけではありませんが、ここまでコロナを脅威に感じなければいけない理由を、もっと明確にして欲しいと思うのは私だけでしょうか?一部の報道によれば、インフルエンザで亡くなる人の方が圧倒的に多いと言うではありませんか。それでもインフルエンザの流行についてはさほどの騒ぎにもならず、通常の生活を送っているのが現実。ではなぜコロナのことではこんなにも騒ぎ立てるのか?医療関係者の方々、科学者の皆様、ぜひともそれについて科学的な根拠に基いた事実を教えてください。なぜこうまでして新型コロナウィルスを恐れなければいけないのか?感染することでどれほどのリスクがあり、生命を脅かされることになるか、インフルエンザの危険性と比較して教えていただけないでしょうか?さて、今年の10月に公開された『鬼滅の刃 無限列車編』はすこぶる人気ですね!ご多分に漏れず私も職場の同僚から原作コミックを全巻お借りし、読了しました。内容については触れませんが、最終巻では感極まって号泣しましたよ!私が特に注目したのは、主人公の同期でありムードメーカー的存在の我妻善逸です。この人物、聴力が鋭く、人や鬼などの内面の音を聴き分けるのですが、いかんせん臆病で泣き虫、自分に自信が持てないヘタレキャラなのです。そんな善逸の何が魅力かと言えば、とにかくただ一つのことを極めた努力の人であると言うこと。あれもこれもは習得できないけれど、基本だけはビシッと押さえておくことのできる人。とてもシンプルなことのようで、実はこれが一番難しいことのような気がするのです。このセリフは善逸が兄弟子である獪岳に向けて放った一言です。基本である壱ノ型しか極められなかった善逸に対し、獪岳は器用でやり手でほぼ全てをマスターしたのに、唯一基本だけを習得することができなかったのです。世の中には器用貧乏と呼ばれる方々がいますが、おそらくその頂点に立つのがこの獪岳と言う人物に当たるのではと思います。私は何事にも不器用で、何一つスマートにやりこなせた試しがありませんが、ただひたすら一つのことに打ち込む善逸のような生き方ができればと思うわけです。そしてそれは来年の目標として掲げ、ひたすら精進して参りたいと切に願うものであります。皆さま、本年も吟遊映人の閲覧ありがとうございました。更新が滞る中、過去の記事や画像をご覧いただきまして、私どもは身に余る嬉しさと喜びでいっぱいです。極寒の冬が予測されていますが、どうか皆さまくれぐれもお体大切になさり、幸多きお年をお迎えください。来年も何とぞよろしくお願い申し上げます。令和二年 大晦