ふれあいセンターだより
12市町村が合併して今の浜松市が誕生したのは平成17年7月のこと。合併してもうじき20年になろうとしているのに、まだまだ知らないことがたくさんあります。「灯台下暗し」と言うやつですね。でも問題ありません。日々、コツコツと真面目に暮らしてさえいれば、自分が損して泣きを見るようなことは、そうそうありませんから。もうずいぶんと昔に、南木桂士の『阿弥陀堂だより』と言う小説を読んだことがあります。信州の美しい山里に暮らす老婆が、たった1人で阿弥陀堂をお守りしていて、その老婆から様々な体験談を聞いて、手作りの『阿弥陀堂だより』を制作する若い女性の話でした。※ご参考まで、こちらをご覧あれ。その小説のことが急に思い出されたわけでもないのですが、小さな発見がありました。それは、〝ふれあいセンターだより〟という地域密着型の自治会新聞のようなものがあるのを知ったのです。天竜区の中でも旧天竜市の地域のみに配布されているのですが、読んでみると、思わずほっこりした気持ちになるのです。きっと、探せば全国各地に様々な地元民によるユニークな自治会だより的なものが存在するのだとは思いますが、天下の政令指定都市である浜松の中の一部地域に、このような伝統が脈々と続いていることに驚きを隠せないのと同時に、心の底からポカポカとあたたかな気持ちになるのでした。まずは私が手に入れた旧天竜市にある6ヶ所の施設で発行している〝ふれあいセンターだより〟の画像をご覧ください。どれもほっこりした内容で、地元の人々がお茶でも飲みながら、まったりした心地で読んでいる光景が目に浮かぶようです。そうそう、浜松市に『天竜文芸』なる文芸誌が存在することを知り、このブログにアップしたのがちょうど1年前のこと。※ブログ記事はこちらをご覧あれ。こちらの〝ふれあいセンターだより〟の裏面にもそれぞれ募集要項が掲載されていました(笑)今年もまた募集の時期がやって来たようですね。〝ふれあいセンターだより〟は、基本的に毎月その地域の住民宅へ広報誌とともに配布されているとのこと。なので私のような部外者が興味本位で手に入れるには、遠州鉄道線の遠州病院駅から歩いて10分ほどのところにある中部協働センターに配架されているものをいただくしかありません。他にもNHK大河ドラマの『どうする家康』で主役を演じるマツジュンが表紙を飾る冊子も発見!(コレ、私がいただいたものがラスイチでした)ふだんは公共の施設なんて、用事でもない限り立ち寄ることもないのですが、たまにはのんびり館内をのぞいてみるのもいいものですね。もしかしたら地元に関する新たな発見や、意外な情報を得られるかもしれませんよ!