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カテゴリ:神社・寺院・史跡
世の中、空前の癒しブームです。 猫も杓子も癒されたいと願う輩ばかりなのです。 でもその気持ちはよく分かります。 職場で、近所付き合いで、親族の集まりで、様々な状況で、程度の差こそあれストレスにさらされていると、ザラつく神経をどうにかしたいと思うものですから。 癒しはやっぱり静謐なものの中に生まれるのでしょうか。 人ごみや騒音の激しいところに、癒しはありません。 身近なところでは、やはり神社やお寺などが人々に癒しを与えてくれるのに最適な場所と言えるでしょう。 だからと言って、私の若い頃では考えられないことですが、お寺の境内がデートスポットとして若い男女で賑わいを見せているのも驚きです。 もちろん、初詣に二人仲良く出かけるのは構いません。紅葉狩りを楽しむのも構いません。 ですがイチャラブを見せつけられるのは、人によっては癒しどころかストレスに感じでしまう場合もあるので、充分なご配慮をーー さて、今回私がお参りに出かけたお寺は油山寺です。遠州三山(法多山尊永寺・可睡斎・油山寺)の一つでもあります。 油山寺HPより 静岡県袋井市にあり、真言宗智山派のお寺です。ご本尊は薬師如来で、目の霊山として敬われています。女性の厄年と言われる三十三歳の大厄の年には、迷わず、こちらの油山寺を訪れました。 当時、あまり良いことがなく、体も不調続きだったので、藁にもすがるような思いで厄除けをしていただいたのです。 それがきっかけとなり、厄除け以外にも、こちらの油山寺には散策がてらぶらりと出向くことが多くなりました。 何回かお参りに行くうちに、ポイントとなる見どころを押さえたので、こちらに少しだけ紹介しておこうと思います。 ①山門(国指定重要文化財) もともと掛川城の大手門だったようで、その名残りが感じられます。私が参拝に訪れたとき、この山門の前で、年配のご夫婦が記念撮影をしていました。 ②驥山門(きざんもん) 有名な書道家が書を刻んだ石柱門のようですが、私としてはここからてくてくと歩いて行く先にある本堂への入口だと思うことで、特別なポイントとなっています。 ③天狗谷 本堂に続く参道は、ちょっとしたウォーキングコースです。小川のせせらぎを聴きながら、自然豊かな森林浴を楽しみつつ、のんびり歩きます。私が出かけたときは、ツクツクボウシやミンミンゼミが鳴いていました。他に鳥の鳴き声も聴こえたのですが、何と言う鳥かはわかりません。(日本野鳥クラブの人に教えてもらいたいと思いました・笑) ④三重塔(国指定重要文化財) 案内板に寄ると、ずいぶん昔に建立されたもののようで、圧倒的な重厚感に包まれています。安土桃山期の三名塔の一つとのこと。 ※ちなみに西国三十三ヵ所霊場の第三十一番の長命寺(滋賀県近江八幡市)にある三重塔も、三名塔の一つです。 ⑤薬師本堂(県指定重要文化財) 油山寺HPより 山頂にある薬師本堂をお参りしなくては、油山寺に来た意味が半減されてしまうので、私はいつもここまで歩いてお参りしています。 眼病平癒はもちろんですが、足腰の守護をご祈願される参拝者に定評があります。 以上、5点のポイントを押さえて、こちらのお寺にお参りすれば、かなりの充実感で満足できると思います。 これから季節的にも、紅葉で燃えるような山内を散策するのも楽しいかもしれません。 心に休息が必要なとき、どうぞ油山寺にお越しください。 ※ご参考まで、こちらは なお、当ブログでは200冊以上の読書案内を投稿しております。ご覧いただけましたら幸いです。 ★吟遊映人『読書案内』 第1弾(1~99)はコチラから ★吟遊映人『読書案内』 第2弾(100~199)はコチラから ★吟遊映人『読書案内』 第3弾(200~ )はコチラから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.09.23 08:00:10
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