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カテゴリ:神社・寺院・史跡
物事には概ね、専門分野というものがあります。 病院でたとえると、おめでたなら産婦人科、吹き出物ができたら皮膚科、手首を捻挫したら整形外科ーーというように。 なのでお願いごとの内容によっては、お参りする神社も異なるのではと思われます。 もちろん、一般的なお願い(無病息災とか家内安全など)なら、ご近所の氏神さまに手を併せることで充分なご利益があると思います。 けれどピンポイントで「何とぞ○○につきまして、一つよろしくお願い申し上げます」と、具体的にお願いごとが明確な場合は、その道の専門の(?)神さまにお参りした方が良いでしょう。 私のこれまでの経験からして、庶民の懐具合と味覚に合った、美味しい飲食店というものは、たいてい雑誌やテレビなとでチヤホヤされているようなお店ではありません。 郊外の、あまり人目につかないようなところで、気心の知れた夫婦や身内で、細々と経営しているようなところが多いような気がします。 あるいは三国志において、名軍師と謳われた諸葛孔明は、四川省のド田舎に畑仕事などやりながら暮らしていました。 孔明の庵は都からおいそれと行けるようなところではなく、草深い山奥にあったのです。 つまり何が言いたいのかと言うと、 今回、私がご紹介するのは、それはもう人里離れたところにある、知る人ぞ知る神社なのです。 足神神社(あしがみじんじゃ)という名称の、標高800mほどのところに位置するこの神社は、その名のとおり、足の神さまとしてお祀りされています。 私はこちらの神社に過去2回ほどお参りしたことがあるのですが、当時は有名なサッカー選手(おそらくジュビロ磐田)の絵馬が奉納されているのを発見し、どんなに活躍しているスター選手でも、神さまに縋りたくなるものなのだと、しみじみ実感したものです。 そして、こんな草深いところを訪れてまでお参りするというのは、それほどまでにこちらの神社の有効性を信じて疑わない証拠でもあるのです。 足神神社の所在地は、浜松市天竜区水窪町奥領家5005-1です。 浜松の市街地からだと車で2時間以上かかる山奥です。(天気の良い日を選んでお出かけください) 御朱印ガールの方々にお知らせしておきますが、社務所は平日無人となっています。 幸運にも、私が出向いたときは日曜日で、宮司さんがいらっしゃいました。 確実に御朱印をいただきたい方は、あらかじめネットで情報を精査してからお出かけいただいた方が良いかもしれません。 神社のすぐ脇の方には、霊犬しっぺい太郎のお墓もあります。 しっぺい太郎は、静岡県磐田市のイメージキャラクターであり、ゆるキャラ「しっぺいくん」として市民の方々から愛されています。 愛犬家の方々は、この霊犬しっぺい太郎のお墓も合わせてお参りされるようです。 「老いは足から」とも言いますから、歩けるうちにこの草深い足神神社を訪れ、健脚祈願をされてはいかがでしょうか? 【追記】足神神社の湧き水は市民の方々から大人気で、ペットボトルなどに水を汲みに来られるようです。 私もその清らかな湧き水で手を洗ったのですが、冷たいのなんのって! 正に、清水でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.10.14 08:00:10
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