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カテゴリ:展覧会
日本橋三越本店で開催されている 岩合光昭写真展『ねこ』 に土曜日行って来ました。
動物の写真を温かい目線で撮り続ける岩合さん。 今回は「ねこ」だけを集めての写真展です。 岩合光昭→ねこ といえば、海ちゃん。 夫妻の飼い猫、海ちゃんは本にもなっているので、有名です。 改めて今回、大きなパネルで海ちゃんを見ると、 「やっぱり可愛いなぁ」と。
もちろん海ちゃんだけでなく、様々な日本各地・世界各地のねこがいっぱい。 作品の展示の仕方、タイトル、キャプションと、 全てに於いて岩合さんのやさしい、温かい人柄が表れています。 ”店番”というカテゴリーに、商品の間に隠れたねこに 「うまくかくれているつもり」と書いてあったりして、 写真と合わせて、ふふふ・・・と笑える感じ。
”岩合光昭”との出会いは、20年くらい前になるのかなぁ。 奥さまである日出子さんの『アフリカポレポレ』という文庫本を読んだのがきっかけ。 娘の薫さんと三人でアフリカでの生活を描いた作品は、 「アフリカで専業主婦」をする大変さ(水の確保から食料品の入手から・・・) 旦那様(光昭さん)は、動物写真を撮って帰って来て 「ご飯!」という日々。 でも二人で決めたアフリカ行き。。。日出子さんはそんな日々を 楽しんでいる様子が生き生きとしていて、本当に素敵な家族だなぁ、と 羨ましく思っていたのですが、 実際の彼の作品を見たのは少し後。
そして初めての写真展で、楽しみにしていたのですが・・・ いやぁ、凄い人気なんですよね。 彼の写真とやはり題材の「ねこ」が効いたのか、チケットを買うのも列。 並んでいたら、一人のご婦人に声をかけられ 「おひとり?」 (チケットをかざして)「あまりの人なんで、帰ろうと思います。よかったらどうぞ」 戸惑っていると 「楽しんでらして」 さすが三越。お上品な方がいらっしゃいます・・・と有難く頂いて入ったら、 いやぁ作品が見れないほどの、人・人・人・人・人・人。 その上16時から岩合氏による作品解説のトークショーがあり、 人の集まりに拍車がかかったようです・・・ああああ。
ということで、全作品をしっかり見れなかったのが残念ですが、 作品の解説がちらっと聞けて (人が多くて身動きがとれなかったので) ちょっと良かったかな。 人の多さにうんざりしたけど、人の温かさも触れたし。 ただこれだけ多いので、作品展示の高さをもう少し高くしてほしなかったなぁ。 そうすると、離れていても見れたのに。
岩合さんが撮影前にねこに 「こんにちは」と挨拶するというのが印象的。 外国のねこにはその土地の言葉で挨拶するそう。 だから、あんな素敵な写真が撮れるんだなぁ、と。
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